ユーモア詩のえほん かぞくのうた「おじいちゃんのはげ頭」
おじいちゃん、おばあちゃんについての詩集を読んでいます。
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詩集のタイトルにもなっている、まど・みちおさんの「おじいちゃんのはげ頭」に心を揺さぶられたのでご紹介させていただきます。

いばっても恥ずかしがってもいないのは

おじいちゃんの

ぴっかぴかのはげ頭だ

あのはげ頭が あのはげ頭を

作ったわけではないからだ


あれは あの頭の

骨ぐみと ひふと あぶらと

てらす電灯の光と それから

おじいちゃんの年と苦労と

このぼくがかけた心配なんかまでが

よってたかって

こしらえあげたんだ


今 あそこに見えない

かみの毛だって あれで

ちゃんと てつだってはいるのだ

つまり あそこへ出ていかなかった

という そのことで
 深い。
はげ頭は「年」と「苦労」と、「孫のかけた心配」がよってたかってこしらえあげていたんですね。孫どころか嫁もいないボクのハゲは誰がこしらえたのでしょうか。

どうせなら、こういう味のあるハゲ方をしたいですよね。

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そしてここ「今 あそこに見えない かみの毛だって あれでちゃんと てつだってはいるのだ」。今まで、生えてこない毛穴を恨むことすらあれ、生えない毛根が立派なハゲを作ってくれる手伝いをしてくれているなど考えたことがありましたか?

目から汗が止まりません。

そして、毎日叩いてごめん、毛根。きっとおじいちゃんになったら感謝できる日が来ると思う。思うから、もう少しだけ頑張ってみようか。ボクもいろいろ試してみるからさ。

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