我々にとって馴染み深いファストフードといえば「マクドナルド」ですが、米週刊誌ニューズウィークがマクドナルドのフライドポテトを調理するのにも使われている化学物質の「ジメチルポリシロキサン」が、脱毛症の治療に役立つ可能性があるとする日本の科学者の研究を報じ、ネットに衝撃が走っています。

マックのポテトで毛が生える!?

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なんでも横浜国立大学の研究チームは、マウスを使った実験で「ジメチルポリシロキサン」というシリコンの一種を培養機の底に使ったところ毛包(毛を作り出し維持する器官)のもととなる「毛包原基(HFG)」の大量作製に成功したとのこと。

この毛包原基は、毛を産生する器官である毛包の発達を促す細胞であり、脱毛研究の重要なカギとなるのだとか。5000個の毛包原基の同時生産に成功し、マウスに移植したところ、マウスの背中から新たな黒い毛が育ったとのこと。

この「ジメチルポリシロキサン」は消泡剤としても使われており、フライを揚げるときに油が泡立たないように入っていることもあるとか。

マクドナルドのフライドポテトを調理するのにも使われているとされていますが、ニューズウィークが取材したところ、マクドナルドからは回答は得られなかったといいます。

驚きの研究結果にネット激震

この研究結果が驚きとともに報じられると、ネットはすぐさま反応。

「さっきマクド行ったらめっちゃ混んでたんだが お前らのせいか」
「マックで大量のハゲが列んでてワロタw」
「ちょっと頭に塗り込んでみるわ」
「よっしゃ!フライドポテト食べまくるぞ!?」
「これはきっとマック株だけ爆上げだな!」
などの声のほかにも、

「ハゲは治ってもデブになる」
「ハゲを取るかデブを取るか」
「これは朗報 ついでにメタボにも効く成分も混ぜてくれ」

と、新たな悩みが出てきそうだとの声も。
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日本だけでなく中国でも「吉報!マクドナルドのポテトで髪が生える!」などと報じられ、

「マクドナルドのフライドポテトが品切れになりそう」
「フライドポテトを1本食べるごとに毛髪が1本増えるようになれば最高だ」

などの歓喜の声が多数あがり話題となったというのだから、いかに世界を激震させたかが伺えますね。

え…、マックは関係ない?まさかの真相

しかし、早まるなかれ。なんでも「マクドナルドのポテトを食べればハゲが治る」というわけではないのだとか。

研究を担当した横浜国立大学大学院工学研究院機能の創生部門の福田淳二教授は、そもそも論文ではマクドナルドについては触れておらず「海外の記者が後付で加えて記事にしたのだと思います」と否定。

要は、記者がこの研究を紹介するにあたりカギとなったジメチルポリシロキサンについて「マックのポテトを揚げるときに使っているらしい」と知り、マックと研究を結びつけたとか。それによりネットで「マックのポテトがハゲに良い」と大きく飛躍してしまったようです。

そうだったのか…。いささか残念ではありますが、福田教授の研究で“ハゲ治療”が一歩進んだことは事実!今後も注目です。

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