薄毛治療の世界は日進月歩。テクノロジーの進化とともに様々な治療法が生まれていますが、近頃注目されているのは医療用LEDです。

美容の分野ではすでに医療用LEDの光を皮膚に照射し、ニキビ、しわ、くすみを改善させる治療法があ確立されていますが、この技術が近年、薄毛の治療にも応用されているのです。
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医療用LEDの赤い光が毛髪にもたらす影響

赤色LED
薄毛治療に応用されているのは大変狭い波長の領域に当たる赤色LEDの光。専用の機器を使って頭部を囲うように照射する治療法です。

2011年、世界で初めて赤色LED光を照射して発毛の促進効果を報告したのが大阪大学医学部特任教授の乾重樹院長。マウスの実験の結果、毛の成長するスピードが速くなったことが明らかになりました。これにより赤色LEDの光がヒトの毛乳頭細胞を刺激し、髪の毛の成長をサポートすることが判明。
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LEDの光には、青色と緑色もありますが、毛髪の発毛・育毛の効果が期待できるのは赤色だけということも分かっています。髪の毛を成長させる毛乳頭があるのは頭皮の表面から5mmの深さの部分で、青、緑、赤と試したところLEDの光が届くのは波長の長い赤色だけでした。

赤色LEDとプロペシアの併用が効果的

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問題点もあります。赤色LEDの照射には薬物療法ほど強い効果はありません。そのため専門家は薬との併用をオススメしています。前出の乾院長は「薬物を使いながら週1〜3回程度のペースで赤色LEDを照射するのがいい。期間は3ヶ月以上」と説明。



赤色LEDの照射は自由診療ですが、乾院長のクリニックでは1回税込み1500円。これまで200人以上が診療を受けて、個人差はあるものの6〜7割の患者に改善効果がみられたといいます。

NASAの元研究員が発明した育毛レーザーヘルメット

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テクノロジーを駆使した薄毛治療はこれだけではありません。元NASAの研究員タミム・ハミドは自身が悩んでいたことをきっかけに薄毛治療に着手。その結果、生まれたのが育毛用ヘルメット・セラドーム。他の商品では考えられない80個という数の医療用低出力レーザーが髪全体を照射します。

FDA=米食品医薬品局が世界で初めて認可した育毛用ヘルメットで、安全性の厳しい規定もクリア。使用方法は簡単で週2回、20分ほど着用するだけ。クリニックでは1年に何十万円という費用がかかる医療用レーザーを自宅でも気軽に行なえます。価格は11万9700円。

実はハゲルヤ編集部ではこの「セラドーム」を購入済み。頭がじわじわと暖かくなって、毛根が喜ぶのを実感できます。
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レポート記事もあるので興味のある方はご覧ください。


医療用LEDによる薄毛治療が当たり前の時代がもうすぐそこまで来ています。最新治療、一度試してみてはいかがでしょうか?

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