将棋界は藤井聡太棋聖の躍進で大きな盛り上がりを見せていますが、ハゲルヤ編集部が注目している、いや注目せざるを得ない将棋界のスターをご紹介いたします。
佐藤七段
この頭皮を見れば説明は不要でしょう。

こちらが将棋界きってのエンターテイナーと呼ばれる佐藤紳哉七段。実力もさることながら、対局中に頭皮を光らせるカツラ芸がネットやSNSで話題になってきました。フジテレビ系の情報番組『バイキング』では、坂上忍とヒロミからカツラ芸を振られると、躊躇することなくカツラを外して薄い頭頂部を披露していました。

本来であれば隠したいはずの地肌を惜しげもなく披露するどころか、1つの芸として昇華させている佐藤七段。彼のカツラ芸のルーツを探りました。

「カツラ外し」に10年 芸として磨き続ける

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佐藤七段はカツラの取り方で大切なのは、場面環境取る角度タイミングと語り、2度同じことなどありえない、とても奥が深い世界と話しています。棋士として活動した20年の半分にあたる10年をカツラ外しに費やしているというから驚きです。

「将棋と同じく、なかなか成長するのが難しい世界」と語る佐藤七段。これまでのカツラ芸の中でお気に入りは、勝ちが見えた瞬間にパッとカツラを外す勝利のカツラ外し。シドニー五輪で高橋尚子選手がゴールテープを切る直前にサングラスを外したあの勝利宣言にちなみ、佐藤七段は「高橋尚子スタイル」と命名しています。

カツラを外して悲鳴があがったことも…

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初めてカツラをかぶったのは2012年の豊島名人戦。しかしこの時は、NHKで放送されるということでカツラを外すのは自粛したものの、プライベートでカツラをかぶって遊んでいた時にカツラの印象で相手の反応が大きく変わることに気がついたそうです。

そこで「これを外したらもっと面白いんじゃないか」と閃き、女性向けの将棋普及イベントで突然外したところ、悲鳴が上がりました。この悲鳴を聞いて佐藤七段は「悪くないな。予想を超えるリアクションが来た」と手応えを感じたといいます。

「ハゲてないとできないことですから」

佐藤七段は20歳まではフサフサでしたが、だんだんと薄くなっていき、25歳までは頭髪のことで頭を抱えていました。精神的にも辛い時があったのですが、26歳の頃、思い切って髪の毛を短く刈り揃えたところ、「これも個性」と前向きに捉えることができるようになったといいます。

そして29歳の時に意識し始めたのがカツラ芸。カツラをかぶったり取ったりすることが話題になれば、武器になると考えたとか。佐藤七段は言います。「だってハゲてないとできないことですから」

藤井聡太に勝ってカツラを外したい

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棋士のランクは藤井聡太棋聖の方が上ですが、カツラ芸については「僕には一日の長」があると語る佐藤七段。藤井聡太にもカツラ芸はそうそうマネできないと自信を持って話します。

今後、将棋界を盛り上げるためにも藤井聡太棋聖に将棋で勝利し、そこで思いっきりカツラを外したいと野望を語ります。個性豊かな棋士が多い将棋界。ポジティブ将棋ハゲの佐藤七段から学ぶことも多いですね!

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