道を歩いていた、薄毛のヤクザを「ハゲー!」と小学生が挑発するという恐ろしい事案が発生しました。

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「はげ~」「坊主~」暴力団員をからかう塾生たち

その日の午後8時頃、地域を仕切る暴力団員3人が塾の横の道を歩いていた。教室を後にして、駅に向かう数人の男の子が通りすぎるときに、この暴力団員をからかった。「はげ~」「坊主~」「毛がはえない病気~」という具合だ。

数人のうちの1人である40代の暴力団員は、どのような理由なのかは不明だが、髪の毛が1本もない。子どもたちの言葉にはじめは苦笑いをしていた。しかし、数人から10人ほどに子どもが増えて、一段と大きな声でからかい始めた。

 「はげ~」「坊主~」「毛がはえない病気~」――。

そのとき周囲には、通りすがりの会社員や商店街の店主10人ほどがいた。暴力団員はつい最近まで、本人いわく「7~8年、刑務所にいた」人物である。地域を仕切るだけに、商店街の店主らとは一通り面識があるという。とんかつ屋の店主は、15年以上前から知り合いだ。

「その刑期ならば、殺人なのかもしれない。髪の毛が1本もなく、ドラマに出てくるような暴力団員。うちの店にも若い組員を連れて、時々来る」

暴力団員は翌日、学習塾に行った。そして、「責任者を出せ!」とすごんだ。塾の室長は怯え、おののいたようだ。暴力団員は、昨日の出来事を説明した。そのときは冷静だったという。

暴力団員は、塾と自分をからかった子どもの親に謝罪を求めた。室長(男性・30代半ば)は、塾の本部に電話を入れ、判断を仰いだ。本部からは「上手く対処して、早く帰ってもらえ」という指示しか得られなかったという。

すごまれた室長は、暴力団員の意のままに動かざるを得なくなった。暴力団員は、「子どもがいる教室に入らせろ」と脅した。「はげ」とののしった子どもを見つけ出すためだ。室長は教室の中が見える場所に案内し、暴力団員に見せた。

暴力団員は、自分をからかった3人の子どもを見つけた。室長に「あの3人の子の親を呼べ」と命じた。室長は親たちに電話を入れた。3人のうち、2人の親は翌日に謝罪をするため塾に来ることになった。残る1人の親は、「警察に相談をする」と答えたという。その後、この親からは何の連絡もなかった。

翌日、暴力団員は再び現れた。室長と2人の親は会議室で深々と頭を下げ、お詫びをした。暴力団員は、それで納得したようだったという。その後は、音沙汰がない。−生徒のマナーが最悪な学習塾を豪快指導!「地域の守り神」と慕われる暴力団員
恐ろしい…

クソガキを指導する地元のヤクザには需要もあるんだよという記事で、続きはダイヤモンド・オンラインで読んでいただけばいいんですが、親の教育がなってないという話です。

マイノリティに寛容な社会へ

著者の言いたいことはわからなくはありません、かと言ってヤクザがいいのかという議論はありますが、1つ、勉強になったことがあります。

ハゲをバカにしない教育、大切です。

もちろん、ハゲだけではありません。病気や障害、LGBTのようなマイノリティを異物として捉えず、少なくとも弱者を馬鹿にするような大人にはなってほしくないと思います。

なぜなら、我々大人がそうなれなかったから。

いままで、ハゲとさんざんバカにされてきましたね…。それを原動力に生きてきましたが、ハゲに明るい社会、寛容な社会がやってくる日を信じて。

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