タバコが体に悪い、というのは周知の事実ですが、ガンより怖いのはタバコで「抜け毛」を引き起こすこと。

なぜタバコが頭皮に悪いのか

タバコを吸うことで、血管が収縮したり血液中の栄養分が減ったりして髪に送るべき栄養をきちんと届けられなくなります。

タバコの成分のニコチンが体内へ入りこむと、自律神経を刺激し血管を収縮させます。血管が収縮すると血圧の上昇に繋がり、元に戻るまで時間がかかります。

それにより体は酸欠を起こし、皮膚は冷たく乾燥を始め、頭皮もおなじく健康とは決して言えない状態になってしまうのです。

これにより毛を作る毛母細胞に十分な栄養が行き渡らなくなってしまい、ヘアサイクルが乱れて薄毛を引き起こします。細い毛、すぐに抜けてしまう寿命が短い毛が生えてくるようになるわけです。

ニコチンはビタミンも破壊する


タバコの成分であるニコチンは体内のビタミンを破壊します。タバコ1本で栄養の吸収を促進する働きがあるビタミンCは約25mg消費され、1箱で500mgも失ってしまうのです。また、肌の調子を整えるビタミンBや、血行を正常に保つ効果があるビタミンEも破壊してしまいます。

「第六次改定日本人の栄養所要量」には、「喫煙者、特にヘビースモーカーは非喫煙者の2倍量程度のビタミンCを摂取することが望ましく、受動喫煙者もその摂取に十分配慮する必要がある。」と表示されており、家族に喫煙者がいるだけでもビタミンC不足を引き起こす可能性があるのです。

喫煙により男性ホルモンが増加

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アメリカの研究機関であるハーバード大学公衆衛生学部の調査で、男性ホルモンのなかでもDHT(ジヒドロテストステロン)とテストステロンの量が喫煙により増加していることが発見されました。

米国人約1200人をタバコを吸う人と吸わない人に分けて男性ホルモンの量を調べてみたのですが吸う人の方が吸わない人よりもテストステロンは9%、そしてDHTは13%高い値を示したのです。

DHTの増加がハゲの原因であることはすでに解明されていますので、その原因物質を増加させてしまう喫煙はやはり薄毛を進行させてしまいます。

まとめ

  • タバコを吸うと血管が収縮し、毛髪に栄養が届かなくなる
  • ニコチンはビタミンを破壊する
  • タバコで男性ホルモンが増加→薄毛に

今は禁煙グッズも沢山登場している便利な時代です。喫煙所を探して街をさまようよりも、髪のためにタバコをやめる決意、してみませんか。

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