「人はコンプレックスを指摘されると、どうなるのか?」を実験した動画を、ヘアメディカルグループが公開しました。
同社が全国の20歳〜59歳の男女1206人にアンケート調査したところ、薄毛についてコンプレックスを感じている人の61.8%が「誰かの言動で不快な思いをしたことがある」と回答しました。
さらに14.7%が「薄毛が原因で、自殺を考えたことがある」とまで回答しています。薄毛で悩む7人に1人は、薄毛が原因で自殺を考えることがあるほど、心を痛めていることがわかりました。
今回公開された動画は、コンプレックスを指摘される前と後で撮られた写真を見比べて、人の表情に変化が出るのか実験したもの。
最初はカメラマンが「いい笑顔じゃないですか」とモデルをほめながら写真を撮影していきます。ほめられたモデルたちは少し照れくさそうにしつつも、まんざらでもない表情。
しかし次にカメラマンが「口がゆがんでいるのでそれを直して真っすぐに」「若く見える感じにできますか」「目の下のクマ、メイクで何とかなりますか」など、モデルにコンプレックスを指摘し始めると、モデルの表情が曇り始めます。
右がコンプレックスを指摘された後の表情
右がコンプレックスを指摘された後の表情
じつはモデルの3人には事前アンケートでコンプレックスについて調査しており、撮影時にはその点を徹底的に指摘しました。
撮影後、カメラマンは「わざと意図的に相手の傷つく言葉を言わせてもらいました。全然別物の表情となっていたので、言葉の重さを感じました」と、今回の実験について振り返りました。
モデルたちも、「心の中が表情に一番出ると思うので、言われた言葉が傷つくものであれば……」「ショックというか、つらかったです…」と感想を語っています。
動画の最後ではコンプレックスを指摘される前・後の画像を公開。
「コンプレックスは誰かの何気ない一言から始まり、当事者の心に深く届きます」「同じ表情に見えても、実は深く傷ついているかもしれません」という言葉が突き刺さります。
「コンプレックスとは、何気ない一言が生み出す病です」
その通り。勉強になります。