「毛深い奴は男性ホルモンが多いからハゲる」という有名な俗説がありますが、「毛深くてハゲ」まんまな珍獣が存在しているのをご存じでしょうか。その名も「ウアカリ」

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Photo credit: Evgenia Kononova via Wikimedia Commons [Public domain]

ウアカリはアマゾンに住むサルの仲間で、分類的には霊長目オマキザル科になるそう。40~50センチほどの体長に、高度な知能を併せ持つ珍しいサルです。ルックスはフッサフサなボディにハゲ頭、加えてインパクト抜群な真っ赤な顔をしているのが特徴です。

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Photo credit: Kevin O'Connel via Wikimedia Commons [Creative Commons]

ウアカリの赤い顔は健康のバロメーターにもなっていて、怒っているときはさらに赤く、病気の時は少し青白くなるそうです。また知能も高く、道具を使ったり表情などでのコミュニケーションも達者。さすが霊長類。

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Photo credit: Ipaat via Wikimedia Commons [Public domain]

ウアカリは主に樹上生活をしており、木の実や虫、カエルなどを食糧としています。しかし、その生態は現在もよく分かっておらず、多くは謎につつまれたままです。実はこのウアカリ、研究しようにも森林伐採などで生息地が現象し、個体数が減ってきているとのこと。そのため絶滅危惧種にも指定されています。

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Photo credit: Aaron Martin via Wikimedia Commons [Creative Commons]

変わった見た目に高度な知能、生態もよく分かっていない上に絶滅危惧種と、珍獣度マックスなウアカリ。不思議と親近感を持ってしまったのは私だけでしょうか・・・。

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