我々の頭皮を悩ませる病気の1つである円形脱毛症。
一口に円形脱毛症といっても、円状のハゲが1つできる単発型や複数できる多発型、円形どころかすべての毛が抜ける汎発型と症状にかなりの差があるのも特徴です。
そのため発症には性別や年齢は関係ないと言われ、誰がいつ円形脱毛症になってもおかしくありません。
厄介なのは円形脱毛症の根本的な治療法が確立されていないことで、例えばステロイドなどの薬による治療もありますが、これには個人差があります。
毛が抜けた部分をわざとかぶれさせる「局所免疫療法」という方法もありますが、こちらも脱毛の範囲が広い人には効果がある一方で、公的医療保険が適用されないため、実施できる医療機関が限られるというデメリットが指摘されています。
インターネットで検索すると、ホントかウソか分からないような民間療法も数多出てきますが、ガイドラインではこうした現状を踏まえた上で医療関係者向けに治療の推奨度を示しました。
推奨度はA(行うよう強く勧める)、B(行うよう勧める)、C1(行ってもよい)、C2(行わないほうがよい)、D(行うべきではない)の5つ。例えば、「治療をしない」という選択について新たなガイドラインではC1の「行ってもよい」になりました。
「ウィッグの着用」もC1からBに上がり、治療に固執せず人生をトータルで考えて利益となる選択肢が提示された形で、「強く勧める」である推奨度Aの治療法はありませんでした。
円形脱毛症であることは心とカラダに負担をかけるものだからこそ、治療にこだわらない生き方があることをガイドラインで示した日本皮膚科学会。
ハゲルヤも人生の選択肢と可能性を増やす日本皮膚科学会のガイドラインに賛成です!
一口に円形脱毛症といっても、円状のハゲが1つできる単発型や複数できる多発型、円形どころかすべての毛が抜ける汎発型と症状にかなりの差があるのも特徴です。
円形脱毛症は自己免疫疾患の一種
円形脱毛症の原因はストレスだと考えている方も多いですが、東京医科大の坪井良治主任教授によると、免疫の異常が関係しているのだとか。免疫が異常を起こし毛髪の組織が攻撃されて抜け毛が起こる自己免疫疾患の一つというわけです。そのため発症には性別や年齢は関係ないと言われ、誰がいつ円形脱毛症になってもおかしくありません。
厄介なのは円形脱毛症の根本的な治療法が確立されていないことで、例えばステロイドなどの薬による治療もありますが、これには個人差があります。
毛が抜けた部分をわざとかぶれさせる「局所免疫療法」という方法もありますが、こちらも脱毛の範囲が広い人には効果がある一方で、公的医療保険が適用されないため、実施できる医療機関が限られるというデメリットが指摘されています。
治療よりもカツラという選択肢
そこで、日本皮膚科学会は2017年12月、7年ぶりに診療ガイドラインを改定し、円形脱毛症の患者さんにウィッグ(かつら)の使用を推奨することになりました。インターネットで検索すると、ホントかウソか分からないような民間療法も数多出てきますが、ガイドラインではこうした現状を踏まえた上で医療関係者向けに治療の推奨度を示しました。
推奨度はA(行うよう強く勧める)、B(行うよう勧める)、C1(行ってもよい)、C2(行わないほうがよい)、D(行うべきではない)の5つ。例えば、「治療をしない」という選択について新たなガイドラインではC1の「行ってもよい」になりました。
「ウィッグの着用」もC1からBに上がり、治療に固執せず人生をトータルで考えて利益となる選択肢が提示された形で、「強く勧める」である推奨度Aの治療法はありませんでした。
円形脱毛症であることは心とカラダに負担をかけるものだからこそ、治療にこだわらない生き方があることをガイドラインで示した日本皮膚科学会。
ハゲルヤも人生の選択肢と可能性を増やす日本皮膚科学会のガイドラインに賛成です!