アダルトマンガの金字塔『ふたりエッチ』をご存知でしょうか。
性描写のあるいわゆるエロ漫画でありながら、性にまつわる豆知識やハウツー要素もある青少年のバイブル的作品で1997年からスタート。累計発行部数は2600万部と言われる大ヒット作です。
性描写のあるいわゆるエロ漫画でありながら、性にまつわる豆知識やハウツー要素もある青少年のバイブル的作品で1997年からスタート。累計発行部数は2600万部と言われる大ヒット作です。
先日、『ふたりエッチ』の作者である克・亜樹先生がマンガ家の卵たちを前に講演を行ったのですが、その中でハゲルヤが放っておけない発言がありました。それは…
ストレスで10円ハゲが出来た
というもの。
『ふたりエッチ』の性描写にお世話になったハゲルヤ読者も多いと思いますが、まさかその作者である克・亜樹先生がヌケちゃっていたとは。
『ふたりエッチ』の性描写にお世話になったハゲルヤ読者も多いと思いますが、まさかその作者である克・亜樹先生がヌケちゃっていたとは。
極度のストレスでハゲた
ベテラン漫画家の克・亜樹先生は、今年でマンガ家人生35年目。漫画が書けなくなるスランプの時期はなかったといいますが、経済的に不安定な時期にはストレスから10円ハゲが出来てしまったといいます。それもそのはず、克・亜樹先生は漫画に対しては「やり過ぎて」しまうことがあり、小学生の頃からB5サイズの用紙に漫画を書いていて150ページ貯まるごとに1冊にまとめていたそう。それが中学校の頃には30冊分=4500ページ貯まっていたとか。先生、いくらなんでもやり過ぎです。
それだけではありません。元編集担当の三上さんに「どうして目をかけてくれたのか?」と聞いた克・亜樹先生。三上さんの返事は「お前みたいにしつこくネームを送ってくるやつは他にいなかったからな」と言われたとか。
大学時代の克先生は三上さんに1週間〜10日間ごとにネームを送り続けていたといいます。ネームというのは漫画を作る時のコマ割りやコマごとの構図、キャラクター、セリフを配置した下書きのようなもの。
『スラムダンク』『バガボンド』でおなじみ井上雄彦先生は、ネームをつくるのに喫茶店を何十件も渡り歩くそうで、とにかく時間がかかる作業です。それをマンガ家でもない学生時代にひたすら送り続けた克先生。
ヤリ過ぎです!
講演の中では、先輩作家から教わった話や実体験を例に挙げながら「同じ出版社で失敗できるのは3回が限度」と克・亜樹先生ならではの見解も飛び出しました。
というのも克先生は『ふたりエッチ』でお世話になっている白泉社以外にも小学館や集英社などで連載をしていた時期がありました。特にデビュー当時からお世話になっていたのが小学館。3回が限度発言の裏には、デビュー当時小学館での連載がうまくいかなかったことを意味しているのかもしれません。
肝心の『ふたりエッチ』について、「いつまで続くのか?」という質問に対しては「ちゃんとした終わりがないのが『ふたりエッチ』。好きな子と初めてエッチをしたら終わり、結婚したら終わりじゃないので、描こうと思えばキリがない」と話しています。
克先生、やり過ぎない程度にこれからもHで楽しい漫画を楽しみにしています!