高級スキンケアをメイン商品にした化粧品メーカー・アイビー化粧品
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ジャスダックに上場している企業で資本金は8億420万円とそこまで多くはないのですが、2月5日に「株価が急反発」というニュースになりました。
アイビー化粧品<4918>(JQS)は2月5日の前場、買い気配のままストップ高の1344円(300円高)に張り付き、売買が成立しなかった。4日16時、「『頭皮外用剤』に関する特許出願のお知らせ」を発表。注目集中となった。- 財経新聞

育毛剤の特許出願でストップ高に


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アイビー化粧品は2月4日に頭皮外用剤に関する特許の出願を行ったと発表。翌5日に株価が急騰し、1600円を超えた後急落。行ったり来たりしながらも、発表前より高い水準をキープしています。

薄毛界だけでなく証券取引所までざわつかせた「頭皮外用剤に関する特許」とはどんなものなのでしょうか。

特許出願の「頭皮外用剤」とは

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私たちの髪の毛が抜ける原因の1つに、外毛根鞘(がいもうこんしょう)とカルボニル化タンパク質の関係があります。

外毛根鞘とは髪の毛が抜けた時、毛根の根元にある白い部分。
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カルボニル化タンパク質は、酸化ストレスや加齢に伴って細胞内でタンパク質が酸化してしまうことで生成されます。毛根の根元にある白いものがストレスで酸化すると髪の毛が抜け、薄毛につながるということがわかってきました。

だったら、タンパク質のカルボニル化を防いだらいいんじゃない?

と、アイビー化粧品は考えたわけです。

そこで、酸化ストレスの発生を抑える植物素材を探し回ったところ、テンニンカ果実(東南アジアなど亜熱帯に分布する植物)やビワの葉の成分にその効果があることを発見しました。
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(テンニンカの花)

このことから、アイビー化粧品が画期的な育毛剤を完成させるのではないか、ハゲが治るのではないかという期待で株価にも影響が出たというわけです。

抜け毛を引き起こす物質を作らせないという考え方は、AGA治療薬の代表とも言っていい「プロペシア」と同じロジック。プロペシアは男性ホルモンを悪玉ホルモンに変える「5aリダクターゼ」の動きを阻害するお薬ですが、アイビー化粧品は毛根の酸化を事前に防ごう、ということですね。

アイビー化粧品は数年先にこの成分を使った育毛剤の商品化を計画しているとのことで、数年後には我々のハゲを改善する救世主になってくれるかもしれません。

特許で急騰した株価がその後下がった理由の一つに、アイビー化粧品の第3四半期が大幅な減収減益になったということがあるのですが、ここは一発逆転で世紀の育毛剤を開発してほしいですね!

頑張れアイビー化粧品!!

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