薄毛やハゲはもちろん、健康の大敵である「ストレス」。

最近は労働者を守るため、メンタルヘルス対策の一環としてストレスチェックを取り入れている企業もあるようです。

滋賀大学が画期的な技術を開発

そうした中、慢性的なストレスの度合いを数本の髪の毛から測定する新たな技術が開発され話題になっています。開発を行ったのは滋賀大学教育学部の大平雅子准教授らのいるグループ。
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研究グループは、人間はストレスを感じると体内にホルモンが分泌され、髪の毛に貯め込むという性質に着目。独自に配合した薬品で髪の毛からホルモンを抽出し、その濃度を調べることでストレスの度合いを測定する技術を開発しました。

毛根から何センチの部分を調べるかによってストレスが積み重なった時期やその程度を最長で半年前までさかのぼって測定できるといいます。
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測定には3日かかるということですが、髪の毛は1ヶ月に1センチ程度伸びるのが一般的とされているので、6センチあれば半年前までのストレスはすべて分かるというわけです。

測定に必要な髪の毛はたった数本でOK。これだけで慢性的なストレスをチェックできるというから働き盛りのビジネスマンには非常に嬉しい試みですね。

実用化に向けてベンチャー企業を設立

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滋賀大学教育学部の研究グループは、従業員へのストレスチェックが義務付けられている企業に活用してもらうため、2019年1月にベンチャー企業「イヴケア」を立ち上げました。

髪の毛を使ったストレスチェックをビジネス化するのは国内では例がないということで、五十棲代表取締役は、3年間で事業モデルを確立し、5年後には年商10億円を目指すと意気込みを語っています。

自分ではストレスが溜まっていないと思っている人でも、客観的な数値によって隠れストレスが浮き彫りになるかもしれません。

我々にとっては、数本の髪の毛でも大変貴重な資源ですが、ストレスによる抜け毛を防ぐためにも数本の髪の毛を測定に出すことは大切かもしれませんね。

…数本残ってない場合はどうしたら良いのでしょうか…。


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