ハゲの大敵であるストレスを解消するために、ハイカロリーな食べ物を目一杯食べてしまうドカ食い。私もやってしまうことが多いのですが、このドカ食いが薄毛に繋がることが分かりました。
ドカ食いはハゲへの一里塚
「東大医師が教える最強の育毛革命 ~ラーメンやめれば髪は勝手に生えてくる」を著書に持つ田路めぐみ医師は、クリニックを訪れる男性患者に多い食生活のパターンの1つがドカ食いだと言います。男性患者に多いのが、脂たっぷりの肉や揚げ物と一緒にご飯などの炭水化物を食べるケース。「ご飯おかわり自由」のお店で、味付けの濃い揚げ物をおかずにご飯をお腹いっぱい食べてしまった、なんて経験は誰しもあるかと思いますが、明らかに糖質の摂りすぎです。
糖質の摂取によって血糖値が上がれば上がるほど、血液の流れが悪くなるため、細胞の活性化に必要な酵素と栄養素が体内を巡りにくくなり、髪の毛の成長を妨げてしまうのだとか。
中高生の成長期にガツガツと食べていたクセのあるハゲルヤ読者のみなさん。年齢を重ねると代謝が落ちてくるので、ドカ食い習慣は要注意ですよ。
エナジードリンク頼りの生活はNG
糖質の摂り過ぎは毛髪に良くないのですが、糖質に限らず栄養を取らないことも薄毛の原因になってしまいます。
特に多いのが誤った美意識や年齢を重ねても若い頃の体系を維持しようと、行き過ぎたダイエットをしているパターン。
偏った食生活では十分な栄養素を摂取できないため、血液の流れが悪くなり髪の毛の成長を妨げるという過度な糖質摂取と同じ悪循環に陥ります。
またこのようなタイプは慢性的な栄養不足のため、日常生活において元気が出ません。そこでエナジードリンクを頻繁に飲んだり、サプリメントで体力を出そうとすることが多いそうです。
エナジードリンクやサプリメントだけでエネルギーを生み出そうというのは大きな間違い。
田路めぐみ医師は、こういった偏った食生活の人は薄毛になりやすいので注意が必要と話しています。
便秘や下痢も薄毛の原因になりやすい
食事にまつわる話でもう1つ。食生活が乱れると腸内環境も悪化するため便秘や下痢になることがあります。
実はこの腸内環境もハゲと大きな関係があります。腸内環境が整っていないと腸の働きが弱くなって必要な栄養素が頭髪に届かず、ホルモンバランスが乱れ薄毛の原因になるというわけ。
そうならないためには、食物繊維を摂取するのがいいのだとか。食物繊維には、水溶性と不溶性の2種類がありますが、どちらも腸内環境の健全化に有効です。
水溶性食物繊維は、余分なコレストロールを吸い取って体の外への排出を促す役割を持っています。そのため糖化を防ぎハゲ対策にも良い影響を与えます。水溶性食物繊維を含む食べ物には、大豆、えんどう豆などの豆類、コンニャク、海藻類などがあります。
特に大豆製品には、イソフラボンという血流を促進して体内の組織を若く保つ成分が含まれており、髪のツヤやハリの改善に効果抜群だそうです。
不溶性食物繊維は便秘に悩む人に積極的に摂って欲しい栄養素になります。こちらは腸内の不要なものをからめとり、便通をスムーズにすることで腸内環境を整えてくれます。不溶性食物繊維を含む食べ物には、ゴボウ、キノコ類、おからなどがあります。
ハゲないためにドカ食いなどの偏った食生活を見直し、腸内環境を整えることが薄毛を防ぐ第一歩のようですね。