緊急事態宣言が出され、本の売上が急増。中でも学校が休みになったことから、子ども向けの本が数倍の売れ行きになっているといいます。
その中で、NHKの「週刊こどもニュース」をまとめたという極めて真面目な学習本の中に、衝撃的な内容を見つけてしまったのでご報告いたします。
その中で、NHKの「週刊こどもニュース」をまとめたという極めて真面目な学習本の中に、衝撃的な内容を見つけてしまったのでご報告いたします。
小学生の大疑問!人はなぜハゲる?
我々薄毛族にまつわる驚きの内容が掲載されていたのは、子ども向けの本「小学生の大疑問100(講談社)」。
こちらはNHK総合「週刊こどもニュース」の放送台本をもとに、ニュースをいかにかみくだいて子どもに説明するか! を工夫して構成した、社会現象のキーワードがわかる本なのですが、ページをパラパラめくっていくと「どうして人間は、ハゲてしまうんだ?」というとんでもない項目があったのです!
この疑問に対する答えも気になりますが、それよりも気になるのが左側、ハゲの種類をまとめたイラストです。
ハゲには4つの種類がある
こちらの本によると、ハゲは大きく4つに分けられるとのこと。では、ひとつずつご紹介しましょう。
まずは「あとずさり型」
日本の経済界ハゲの頂点に立つ孫正義氏や、
レジェンドのモト冬樹さんが、このタイプに当たります。
孫さんは「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである」という名言を残されていますが、ハゲの分類上は残念ながら「あとずさり型」となっています。髪の毛が後退しているのではない。
— 孫正義 (@masason) January 8, 2013
私が前進しているのである。
RT @kingfisher0423: 髪の毛の後退度がハゲしい。
次いで「てっぺん型」
ハゲとるやないか! のフットボールアワー岩尾さんは「てっぺん型」代表でしょうか。
さすがに2003年M-1グランプリで、てっぺんをとっただけありますね。
そして「知恵ハゲ型」
こちらの代表は、笑福亭鶴瓶師匠でしょうか。
過去にマクドナルドのCMに出演した際、会見で「うまいこと“M字”にハゲまして…」と話して笑いをさらっていましたが、うまいこと言い過ぎた結果の知恵ハゲなのかもしれませんね。おあとがよろしいようで。
最後は「かっぱ頭型」
そうだね! ザビエルだね。
フランシスコ・ザビエルが何をした人かを忘れたとしても、かっぱ頭のことを忘れることはありません。ええと、日本に初めてハゲを伝えた人でしたっけ?
というわけで「小学生の大疑問100」によると、ハゲの種類は4種類。
現在AGA治療の世界では、M型、U型、O型、それらが組み合わさった複合型と分類されるそうですが、こちらの本が出版されたのは1996年のこと。
TKミュージックが大流行していた頃は、現在のM型=知恵ハゲ型、U型=あとずさり型、O型=てっぺん型・かっぱ頭型と呼んでいたのかどうなのか、謎は深まるばかりです。
ハゲができる動物は?
ちなみに、こちらの本によると、ハゲができる人間以外の動物は、サルゴリラチンパンジーなどの霊長類と、シギなどの鳥類だそうです。
今後は、鳥のことも仲間だと思って接したいと思います。
どうして人間はハゲてしまうんだ?
ところで、ストレート過ぎる質問に対する、「いかにかみくだいて子どもに説明するか」の答えが気になりますよね。
人はなぜハゲるか、という哲学的な問に対しての回答は…。
人はなぜハゲるか、という哲学的な問に対しての回答は…。
毛の生長をうながすのは男性ホルモン。これが、強くはたらくと毛深くなる。ところが、どういうわけか、まゆから上の毛、つまり頭髪だけは女性ホルモンが支配している。そのため、男性ホルモンが頭のてっぺんにいきすぎると、なぜかハゲやすくなるというのだ。
「どういうわけか」「なぜか」と、5aリダクターゼが男性ホルモンを悪玉ホルモンに変える部分は省略されていましたが、「ハゲの原因は男性ホルモン」という絶対的な真実を小学生の頃から知っておくのはいいことだと思いました。さすがNHK。
どこからがハゲか?
そして、我々の永遠のテーマとも言える「どこからがハゲなのか」というセンシティブな問題までしっかり取り上げています。
この本によると、ひたいの両側の角の生えぎわが、「頭頂線の手前3センチまで入るとハゲ」と、ていねいにイラスト付きで説明。
この本によると、ひたいの両側の角の生えぎわが、「頭頂線の手前3センチまで入るとハゲ」と、ていねいにイラスト付きで説明。
この本を読んでゲラゲラ笑っている小学生男子は、将来自分が薄毛で悩むなどとは、つゆ知らずなんでしょうね。「将来キミもかなりの高確率でハゲます」と大きく書いておいてもらいたいものです。
というわけで、あなたのハゲは何型だったでしょうか。
いつかキャバ嬢に「血液型何型?」と聞かれた時に使ってみてください。あ、今は“緊急事態”ですので、しばらくは夜の街を出歩くことなく、自宅でのんびりと過ごしましょう。
我が頭髪は、だいぶ前から“緊急事態宣言”なんですけどね。
我が頭髪は、だいぶ前から“緊急事態宣言”なんですけどね。