突然ですが問題です。

濃厚な生クリームとチーズにピリッと黒コショウを添えた「カルボナーラ」を〇〇〇と略すと我々の仲間になります。

さて、何でしょうか。
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イタリア語で「カルボ」は「ハゲ」

正解は……「カルボ」。

イタリア語で「カルボ」はハゲという意味なのだとか。

カルボナーラの名前の由来は諸説ありますが、"Spaghetti alla carbonara"で「炭焼き風スパゲッティ」、炭焼職人が炭焼き小屋で作ったのが最初で、パスタの上にかけた黒コショウを炭に見立てたという説があります。

カルボナーラのスペルは「Carbonara」で、ハゲを表すカルボのスペルは「Calvo」。全く違う単語なのですが、日本人が勝手にカルボナーラのことを「カルボ」と略してしまうと、「ハゲ」になってしまうというわけです。

いわば、ハーゲンダッツを「ハゲ」と略すようなものでしょうか。

ちなみに、ポルトガル語やスペイン語でも「カルボ」は同じく「ハゲ」という意味の言葉になります。

カルボと連呼することなかれ

日本人の勝手な略し方でハゲになってしまったカルボナーラ。

女性とイタリアンデートという、またとない好機に、通ぶってカルボナーラをカルボと略そうものなら、イタリア人シェフが苦笑する事態になりかねません。
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また、食事中に「カルボナーラっておいしいよね」という話の流れで、「カルボってどんな意味か知っている? ハゲっていう意味なんだよ」なんて雑学も不要です。

女性は苦笑するしかないでしょうし、何より「ウンチクに抱かれた女はひとりもいません」とオッサンがモテるためのバイブルにも書かれていました。覚えておきましょう。



ハゲは外国語でなんて言う?

それでは、他の外国語ではハゲをなんと呼ぶのでしょうか。

調べてみたところ、ラテン語でハゲは「カルウィティウム(calvitium)」

ギリシャ語でハゲは「ファラクロス(φαλακρός)」

ロシア語でハゲは「ルィスィナ(лысина)」

「カルウィティウム」に「ファラクロス」に「ルィスィナ」響きがかっこいいですし、どことなく強そうな雰囲気もありませんか?

「最近ファラクロスが進行してきちゃってさ!」などと言えば、最新のIT用語のようにも聞こえますよね。

ローソンに我々の仲間がいた!

さて、カルボナーラが我々の仲間だとわかったところで、ローソンにて買わずにはいられない商品を見つけたのでご報告いたします。その名も「濃厚! カルボ! カルボ! カルボ!」(480円/税込)。
ローソンカルボナーラ
イタリア人が見たら「ハゲ! ハゲ! ハゲ!」ハゲのバックスクリーン3連発! 名前を付けた方は、カルボ=ハゲという意味だと知っていたのでしょうか。

3回も連呼されると悪口にも聞こえかねないですが、もっちもちのパスタと濃厚なチーズソースに、思わず連呼したくなる気持ちもわかります。

というわけで、カルボ=ハゲ=カルボナーラは我々の仲間。もし「濃厚なカルボナーラが好きなんだよね」と言ってくる女性がいたら、あなたに興味があるというサインかもしれませんよ。

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