立川志らくがMCを務めた朝の情報番組内で頭髪を巡る論争が勃発し話題になっています。
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問題となったのは「都立高校の4割以上で、髪を染めていないことを証明する地毛証明書を生徒に提出させていることがわかった」というニュース。

証明書には、幼少期の写真を添付や保護者の署名と捺印も必要とのこと。地毛であることを証明するため、医師の署名が必要な学校もあるそうです。

「人権侵害」に当たる?東京都議会で問題視

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ニュースを受けて東京都議会が、元々髪の毛が明るい人や生まれつき黒髪ではないハーフもいることから「人権侵害に当たるのではないか」と問題視。

さらに番組の取材で明らかになったのは学校側の恐るべき実態。証明書の提出だけでなく、地毛が痛んで色が変わったケースでも学校側が「黒髪にしろ」と、わざわざ親に電話をかけてくるといいます。

一部の学校だけが行なっているものだとは思いますが、いずれにしても髪の毛の多様性はどうなっているのか…。

立川志らく「先生もカツラを全員外せ」

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このニュースに対して、立川志らくは持論を展開。「生徒から『これ地毛なんですよ』と言われたら『そうか、茶色だけど地毛なのか』と信じてあげるのも教育の1つ」と語り、すぐに何かを証明するよう求められる現代社会は教師と生徒の人間関係を希薄にしていると指摘しました。

こうなると止まらないのが立川流。

証明書に書かれてある「在学中、一度でもパーマ・染色・アイロン等の『加工』をした場合は、その時点でこの申請は取り消される」という文言に目をつけました。

立川志らくは文言に対して厳しい一言を投げかけます。

「加工は駄目、加工は駄目って。じゃあ、病気で髪が薄くなった女の子がカツラをかぶってきたら、それを剥がすのかという話にもなってくる。じゃあ、先生もカツラ全員外せと。先生だって加工してるヤツはいっぱいいるわけでしょ」と話し、教師のヅラにも言及して、加工禁止を訴えました。

地毛証明書の提出を「任意」と明記しているのはわずか5校

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地毛証明書について、共産党都議団が都の教育委員会の資料を分析したところ、全日制の都立高校177校のうち、150校(84.7%)で頭髮に関する規定があり、地毛証明書の提出を求めているのは79校(44.6%)でした。

提出について、都教育委員会は「任意」としていますが、書面に任意であることが明記されていた学校は79校のうちわずか5校。

証明書には、過去に髪の毛を染めたり、脱色をしたことのない生来の髪の毛であることを問うものや、カラースケールで髪の色をはかり、スケール番号が記載されたものもありました。地毛であることを証明するために、中学時代や幼少期の写真の提出を求める学校もあるようです。

多様性が求められる現代において、髪の毛の多様性が認められないという問題。ハゲルヤ編集部は今後もこの問題について追いかけていきます。

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