手術の時、カツラはつけたままにしますか?外しますか?

ハゲルヤ読者にとって「究極の2択」であるこの問題ですが、決して他人事ではありません。実際にこの問題に直面した方がいました。

外科医のおぺなか(@ope_naka)さんはツイッターに次のような投稿をしています。


具体的な病名は明かされていませんが、手術の時にもカツラを外さないという患者のプライドを尊重し、麻酔導入後に外したカツラを覚醒前に付け直すという病院側の神対応ならぬ髪対応に拍手です。

寝ている間に元に戻せるように、向きや深さを確認してから外したのだとか。会議室のデスクを動かした時、現場復帰するため事前に写真を撮ることはありますが、カツラの原状復帰は聞いたことがありません。

カツラを外さなくてはいけない理由

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患者がカツラをカミングアウトしていないのなら、わざわざ外す必要はないのでは?と思うかもしれませんが、もちろん理由があります。

カツラのクリップやメッシュの部分には、金属が使われている製品もあります。手術によっては、電気を用いて切開や凝固を行うメス、通称電気メスを使うケースがあり、金属があると通電してヤケドする恐れがあるそうです。

つまり、カツラを着用したままでは、手術の安全を担保できないというわけ。患者の安全面と精神面を両方ケアする見事な配慮でした。

MRI検査もカツラを外さないと危険

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病院においてカツラを外さなければいけないのは電気メスによる手術だけではありません。脳ドックでおなじみMRI検査でもカツラは外した方がよいのです。

問題はやはり金属製のピン。強力な磁気で検査を行うMRIでは、金属は検査の弊害になります。いくら頭皮に自信がなくても、検査のためにはカツラを外した方がいいでしょう。ハゲを隠すことで、病気まで隠れてしまっては元も子もありませんよね。

そうはいっても、絶対にカツラを外したくない!健康よりもハゲを隠したいというハゲルヤ読者もいるでしょう。気持ちは痛いほどわかります。

そうした方にオススメしたいのがクリップが樹脂でできたカツラ。
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こちらは樹脂製のため、電気や磁力の影響を受けません。口コミではプラスチック製よりもスナップがよいという評価もあるほど。個人差はありますが、金属製のカツラを装着されている方は、検討してみてはいかがでしょうか?

カツラユーザーはもちろん、将来的にカツラを考えているハゲルヤユーザーにも覚えておいて欲しい今回のエピソード。頭皮も健康も大切にして人生を謳歌したいものですね。

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