スクリーンショット 2021-08-14 17.04.45
アメリカがハゲ界に革命的な機器の開発・製造を行なっています。

生み出されたマシーンは、植毛手術支援ロボット。

植毛にロボットを導入するというユニークな取り組みを行なっているのは、カリフォルニアの医療器具メーカー「レストーション・ロボティクス」。2002年に創業し、2011年には、植毛手術支援ロボットの1号機を製品化。FDA=アメリカ食品医薬品局の認可を取得しています。

このような植毛支援ロボットのニーズはアメリカでも高く、2014年には、1台20万ドル(約2200万円)もするロボットシステムの出荷台数が100台を突破。ロボット手術で扱われた毛包の数が1000万株に上ったことを明らかにしています。

1人あたりの毛包が約1200〜1600株と仮定すれば、約7000人がこのロボットの手術を受けた計算になるとのことで、植毛ロボでフサフサになるなんて近未来なことが、実際に起きているんですね。

投資額77億円!植毛市場に強気の支援

スクリーンショット 2021-08-14 17.05.59
この技術は投資家の間でも注目されており、2014年11月、この企業は支援者から数百万ドルの追加投資を受けました。その額は累計でなんと約77億円!資金調達によってロボットの後継機の開発及びマーケティング費用がまかなわれるといいます。

多くの資金が集まるのは、植毛治療業界へ期待の現れ。アメリカだけで年間約3850億円の可能性を秘めているとか。

植毛手術支援システムの最先端システム

スクリーンショット 2021-08-14 17.13.10
気になる植毛手術ですが、最先端の支援システム「アルタス」は解析ソフトウェアとカメラを搭載。頭皮の高解像度画像から採取すべき毛包を決定します。

医師はロボットが手術を行うプロセスをモニターを介して監視。アルタスに内蔵された針で皮膚を刺し、毛包を吸引したあと、発毛させたい部分に手作業で毛包を植え込んでいきます。

つまり、まだ毛の残っている部分から生やしたい部分へ「お引越し」させるわけです。

「皮膚に針を刺す」のはやや怖い気もしますが、人間の医師の場合は、毛髪を1毛包単位ずつ採取するのではなく、頭皮ごと帯状に切除採取してから1毛包単位ずつに分けるのが一般的。

フサフサのためとはいえ、頭皮を帯状に切り取られるのって怖いですよね…。

植毛ロボなら傷跡が少なく、ナチュラルな見た目に仕上げることが可能だといいます。
スクリーンショット 2021-08-14 17.14.41
まるで田植えのように、頭皮から毛包を採取していくロボ。AIで活きの良い毛包を選んでいると思うとすごいです。

1回の手術にかかる時間は平均6〜10時間とのことで、手術中、患者は顔を下に向けて座ったままでいなければいけませんが、それでも人間の医師が行う手術よりは短時間だといいます。苦行です。

しかし、それに耐えると、こんなにフサフサに!マジか…。
スクリーンショット 2021-08-14 17.05.07

ハゲルヤ編集部も興味津々の植毛手術支援ロボット。ぜひ一度試してみたいものです。

この記事にハゲまされたら
いいね!しよう

ハゲルヤの最新情報をお届けします