性別に問わず、人の見た目をいじることが良しとされない時代になってきましたね。

そんな人権意識の高まりとコンプライアンスの煽りを受けているのがハゲ芸人の代表格であるトレンディエンジェル
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見た目で笑いをとることが「ルッキズム=外見にもとづく差別」にあたるという理由で、TVへの出演が激減してしまっているのだとか。番組スポンサーから出演NGとされてしまうのが原因だといいます。

先日も大阪司法書士会が「遺言で不毛な争いをなくそう」というハゲを使ったポスターを制作したところ、「身体的な特徴を取り上げていて不快な思いを抱かせる」という抗議で回収する羽目になってしまいました。

チェケラッチョハゲラッチョは差別なのか

トレンディエンジェルは2015年のM-1グランプリで優勝を果たしメディアへの出演を一気に増やし、「チェケラッチョ!ハゲラッチョ!」のフレーズが人気となりましたが、この言葉が外見に基づく差別に受け取られる恐れがあるため、テレビでは使用不可となったそうです。

自分たちのハゲをいじって笑いに変えるのが上手なコンビですが、同様の理由で共演者がハゲいじりをするのが困難に。ひな壇番組にも呼ばれない深刻な事態に陥っているといいます。

ピーク時の月収は1000万円を超えたこともあるそうですが、今は20分の1の50万円ほどに落ち着いているそうです。

昭和のお笑い番組ではよく見かけた「ハゲ」「チビ」「ブス」「オカマ」いじりがテレビ界ではNG状態。トレンディエンジェルだけでなく他の芸人も煽りを受けているといいます。

ダウンタウン、とんねるずの番組も今ではパワハラ扱い


『とんねるずのみなさんのおかげでした』で人気コーナーだった『男気じゃんけん』。

高額商品をじゃんけんで負けた人が喜んで買う、という豪快な企画でしたが、今ではパワハラ扱いに。

ふにゃふにゃした棒を使用したケツバットも、令和の時代では暴力行為となり、大みそかの人気番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないシリーズ』も休止。ただこの点については、フジテレビ『ワイドナショー』で松本人志が「コロナの影響も大きかった」と説明しています。

他人がハゲなどの見た目をいじるのがご時世的によくないのはわかりますが、自身の見た目を笑いに変えることがそんなに悪いことなのでしょうか。

アンガールズの田中卓志も、「ハゲは人類が最初に発見した笑い」と、ハゲネタの普遍性を訴えていました。


舞台ではハゲネタも問題ないということなので、トレンディエンジェルのハゲネタで笑いたい方は、ぜひ吉本の劇場へ足を運んでみてください。

ハゲルヤ編集部は、ハゲ界をリードするトレンディエンジェルをこれからも応援し続けます。

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