幼少期、誰もが口ずさんだことのある数え歌。

♪いっぽんでもニンジン にそくでもサンダル…(なぎらけんいち「いっぽんでもニンジン」)


 

大ヒット曲『およげ!たいやきくん』のカップリングとしてリリースされたナンバーですが、数え歌はメロディに合わせて歌うだけで数字の順番を覚えらえるというもの。

その数え歌で読者に伝えずにはいられない『ハゲの数え歌』があるという話をハゲルヤ編集部はキャッチしました。

歌い継がれる「ハゲの数え歌」

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まずご紹介するのは、『ハゲの数え歌①」

ひとつふたつはいいけれど

みっつ、三日月ハゲがある
よっつ、横ちょにハゲがある
いつつ、いつでもハゲがある
むっつ、向こうにハゲがある
ななつ、ななめにハゲがある
やっつ、やっぱりハゲがある
ここのつ、ここにもハゲがある
とうで、とうとうつるっぱげ

楽しく歌っていたらつるっぱげになってしまうという衝撃の数え歌です。


これだけではありません。『ハゲの数え歌②」もあります。

ひとつ、人よりハゲがある
ふたつ、不思議なハゲがある
みっつ、三日月ハゲがある
よっつ、横にもハゲがある
いつつ、いつでもハゲがある
むっつ、向こうにハゲがある
ななつ、ななめにハゲがある
やっつ、やっぱりハゲがある
ここのつ、ここにもハゲがある
とうで、とうとうつるっぱげ


ひとつ、ふたつ以外は同じ歌詞ですが、「不思議なハゲ」というのもミステリアスですね。

ただ本当にミステリアスなのは、この2つのハゲの数え歌は歌詞がほとんど同じにもかかわらず、元歌は別のものなのです。

ハゲの数え歌①の元ネタはドリフだった

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ハゲルヤ編集部が頭を光らせながら調査した結果、ハゲの数え歌①の元ネタは伝説のバラエティ番組『8時だョ!全員集合!』内のコーナー『少年少女合唱隊』。この中でネタとして出てきた歌がルーツですが、荒井注さんがメンバーだった頃の話なので知らない人も多いようです。

当時を知る人に尋ねると、荒井注さんはハゲキャラとしてコントでネタにされることが多かったとか。彼がドリフターズに在籍していたのは1974年3月まで。志村けんさんがいたドリフターズしか知らない世代にとっては一周回って新しい話なのかもしれません。

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ハゲの数え歌②のルーツはアニメソング

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続いて、ハゲの数え歌②の元ネタを調べてみました。すると名前があがってきたのが1970年10月から2年間放送されたTVアニメ『いなかっぺ大将』の主題歌『大ちゃん数え歌』です。

この曲の中に「ひとつ人より力持ち」というフレーズがありますが、この歌詞が「ひとつ、人よりハゲがある」の元ネタだったのです。

ドリフターズのネタとアニメソング。歌詞がほぼ同じハゲ数え歌のルーツがこれほど違うのかと驚きます。


そうなると疑問なのが、曲のルーツが全く違うのになぜ歌詞がほぼ同じなのか。たまたまでは言い逃れできないほど類似しています。


ハゲ数え歌①はドリフの番組内で、由紀さおりさんが歌ったという記録が残っていますが、ハゲ数え歌②は誰が最初に歌ったのか記録がありません。


ハゲルヤ読者の方で、大ちゃん数え歌がハゲ数え歌へと進化したルーツをご存じの方がいらっしゃったら、ぜひご連絡お待ちしております。


いずれにしてもハゲをポップに歌っている数え歌。薄毛で悩んだ時、この歌を口ずさめば不思議と明るい気持ちになりますね。

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