感染拡大が止まらない新型コロナウイルスのオミクロン株ですが、おとなり韓国でも猛威を奮っています。
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新規感染者は過去最多を記録し、飲食店の営業も午後9時までと営業に規制がかけられましたが、自営業者はこの規制に猛抗議。

その抗議の方法はなんと・・・

丸刈り!



「私たちは仕事がしたい。時間制限を撤廃しろ!」

韓国の国会前に集まった自営業者たちは性別に関係なく、バリカンで頭を丸めて抗議をしています。ハゲルヤ編集部としては思わず「もったいない」と叫びたくなってしまいますが、彼らは本気。集会許可が出る最大人数の299人で丸刈りパフォーマンスを行いました。

そりゃあ自分たちの生活を守るためには仕方のないことかもしれませんが、それで自分の店に来てくれたお客さんに感染が広がるのは構わないんですかね。

こんなこと日本でやったら、「けしからん!頭を丸めて謝罪しろ!」と言われそうですが。

集団丸刈りでの抗議は日本では考えられないパフォーマンスですが、韓国では珍しいことではないようです。

2021年4月韓国は福島第一原発の処理水放出を巡り、丸刈りのパフォーマンスを行っていました。



抗議を行ったのは韓国の学生団体で、こちらも性別に関係なく日本大使館前で許可なく座り込みを続けていました。さすがエビデンスより感情を優先させるお国柄です。

韓国の丸刈り抗議のルーツは儒教の教え

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しかし、なぜ韓国では丸刈りが抗議につながるのでしょうか。実はこのパフォーマンスは韓国の伝統でルーツは儒教の教え。丸刈りは目標に向かって打ち込む態度を示すという意味が込められているのだそうです。

韓国では古くからある慣習のため、歴史を遡ると丸刈りパフォーマンスはいくつも出てきます。韓国が軍事政権だった1960〜70年代には、頭を丸めて反政権の姿勢を示す人が少なくありませんでした。

市民が国や政府に対してのアピールとして行うだけではなく、過去には政治家も丸刈りパフォーマンスを行っています。他にも、2007年には韓国東部の利川市で新しい工場の建設地をめぐって議論が沸き起こるなか、何百人もの市民たちが頭を丸刈り。

2016年には、米軍のミサイル防衛システムに反対する市民900人以上が頭を丸め、2018年にはトイレや更衣室に隠しカメラが置かれる事件が多発したことを受けて、女性たちが丸刈りになって抗議の大行進。このように韓国では丸刈りパフォーマンスが伝統として残っているわけです。

抗議の形は様々だと思いますが、どうしても髪の毛がもったいないと思ってしまうのは私がハゲだからでしょうか。

激情型の韓国の人々にとっては、丸坊主になることで少しは頭を冷やして考えられていいのかもしれませんね。

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