スイカといえば夏の風物詩の1つですが、最近では真冬でも糖度の高いスイカが味わえるようになってきました。
宮崎県日南市では、スイカが地面につかないようヒモで吊り上げる立体栽培を行い、高い糖度を保っているのだとか。技術の進歩により夏でも冬でもスイカが楽しめるのは嬉しいことですが、実はスイカは薄毛にも良いとされているのです。
水分たっぷりでみずみずしいスイカには「シトルリン」「L-シトルリン」が含まれています。あまり耳なじみのない栄養素ですが、「シトルリン」「L-シトルリン」は全身の血流を改善してくれるとされています。
ハゲと血流の深い関係は以前からハゲルヤでも取り上げていますが、髪が生える畑の役割を持つ頭皮の血流にもシトルリンは良い影響をもたらします。育毛剤のキャッチコピーでよく目にする「血行促進」の役割をスイカが果たしてくれるというわけです。
スイカに含まれるシトルリン、L-シトルリンはハゲルヤで記事になっていますので詳しくはコチラをご覧ください。
スイカの皮に豊富なシトルリン
では、そのシトルリンがどこに豊富に含まれているかというと…「皮」です。
スイカの皮には実の約2倍のシトルリンが含まれています。2倍というのは魅力的ですが、皮を食べるのはハードルが高い…。
そこで変わり種の食べ方としてスイカの奈良漬けがあります。小ぶりのスイカを丸ごと奈良漬けにしたもので、何度も漬けこみ熟成させることで美味しくなるのだとか。
そのままでもみずみずしいスイカですが、奈良漬けにすることでとろけるような食感に。ほどよい甘みでお酒が進む味わいになっています。
スイカの種を食べて髪質改善
スイカが髪に良い影響を与えるのは赤い実の部分だけではありません。
普段捨てている黒い種にも髪にいい栄養素がたっぷり。スイカの種には、髪の質を改善することで知られているタンパク質、鉄、マグネシウム、亜鉛、銅が豊富に含まれており、毛包を強化して髪の成長を促進するのに大きな効果があるといいます。
当たり前のように捨てていたスイカの種にそんな秘められた効果があるとは驚きですね。
これからはスイカは実だけでなく、種も皮も食べていきたいと思います。
スイカに含まれるリコピンの効果
一方、スイカの実にはトマトに含まれることで有名なリコピンが多く含まれています。驚くのはスイカに含まれるリコピンがトマトの1.4倍だということ。
リコピンに期待できる頭皮への効果は抗酸化作用。皮脂がたまり衛生面が心配な頭皮の健康を保つことで、老化と薄毛の両方を防いでくれるそうです。
子供の頃、志村けんさんがスイカの一気食いをするのに憧れたものですが、実はハゲに良かったんですね。
志村さんの分まで、スイカをどんどん食べていきたいと思います!
(ちなみに、シトルリンは血流改善ということで、あっちにも元気に血が行き届くようになるらしいですよ!)
シトルリン皇帝王