高倉健さん主演で映画化もされた『鉄道員(ぽっぽや)』で直木賞を受賞。
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「平成の泣かせ屋」ともいわれる小説家の浅田次郎さん(現在70歳)が、43歳の頃にハゲについてつづったエッセイを見つけました。
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“チョンマゲとは、いずれはハゲる大多数の男たちのために用意された社会慣習ではなかったか”

なるほど……。浅田次郎さんのハゲにまつわる歴史考察は、我々薄毛族の胸に深く切なく響きます。では、気になる内容をくわしくお届けしましょう。

浅田次郎さんは前方後退型の「波平さんハゲ」

20代の半ば頃から少し額が広くなり、“ほどなくすべてが額となってしまった”という浅田次郎さんは、前方後退型のハゲ。
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エッセイを書いた43歳当時は、頭頂部のサイドにぐるりと黒髪が残る波平さん状態だったといいます。

元々は豊かな剛毛の持ち主で、父親や兄がハゲても自分はハゲとは無縁だと思って生きていたところ、“ハゲは、不治の病魔のごとく私の豊かな総髪を侵食して行った”のだとか。
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ご自分のことを「ハゲ デブ メガネ」と称している浅田さん。我々の仲間、いや、大先輩だったんですね。

チョンマゲはハゲのための社会慣習

自分の額はどんどん後退していくのに、側頭部と後頭部は剛毛に被われているという理不尽さ。ここで、浅田次郎さんは考えました。

“江戸時代に生まれていれば、まだ何の苦労もなかった。サカヤキを剃る手間が省けて、むしろ都合が良かったはずだ”

“もしかしたらチョンマゲとは、いずれはハゲる大多数の男たちのために用意された社会慣習ではなかったか”
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全員がサカヤキを剃っていれば、男たちはおおよそ年齢不詳
ハゲを理由に若い女に嫌われることもなく、子孫は栄える
チョンマゲ文化は、ハゲにとって好都合しかない?
チョンマゲは必要だから用意された社会慣習なのでは?

もし今もチョンマゲ文化が続いていたとしたら、我々はハゲにこんなにも悩むことはなかったのかもしれません。

ざんぎり頭を叩いてみれば文明開化の音がしたかもしれませんが、ハゲはチョンマゲを切り落としたくなどなかったのかもしれませんね。
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カツラを検討するも…

チョンマゲ文化のない時代にハゲゆく頭とどう向き合うか? 浅田次郎さんは、一時アデランスを検討したこともあるといいます。

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“しかしある朝、新調したアデランスを冠って出社したときのオフィスの驚愕を想像してみたまえ。”



自民党議員が、ある日突然カツラをかぶったらニュースになる世の中ですもんね。周りの反応を考えカツラをかぶらない浅田次郎さんは、なんて思慮深いのでしょうか。

ハゲとデブは別物?

自己管理を決して怠ったわけではない、ハゲはデブとは違うともつづった浅田次郎さん(当時43歳)。

“自己管理を怠った結果であるデブは、ダイエットを心がければ容易になおる。しかし日々の精進の結果であるハゲは、どれほど強い意思を持とうが永久にハゲなのである”

しかし、時代は進化しました。強い意思でAGA治療に臨めば、フサフサも夢ではないのです。

“さあ、そうと決まれば潔くハゲよう”とエッセイを締めくくった浅田次郎さんですが、流れ星を見たら願い事をするんだそうです。

「けけけ(毛/け/ケ)」と。

これなら、流れ星が消えるまでに3回願い事を言えますね。天才か。

直木賞作家をもってしても、潔くハゲることは難しいんですね。僕らも塗って飲んでハゲに抗っていきましょう!

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