ハゲルヤ読者のみなさんは「このハゲ!」と罵られて、辛酸をなめた経験はありますか?

紳士の国・イギリスでは我々薄毛族をハゲ呼ばわりすることに対して裁判所で法廷バトルが行われました。
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訴えたのは、イギリス西ヨークシャー州の会社で電気技師として24年間勤め、去年5月に解雇された男性。彼が2019年7月、同僚に注意をしたところ、その同僚から薄毛を侮辱する下品な言葉でののしられ「殴るぞ」と脅されたといいます。

男性は同僚の発言が性別に関連するハラスメントで苦痛を受けたなどと訴え、損害賠償を求めました。

裁判のポイントは、男性を「ハゲ」と呼ぶことは性的なハラスメントにあたるのかどうか。

3人の裁判官はハゲは女性より男性に多く見られ、性的な保護された特徴であると指摘。「ハゲ」という表現は原告の尊厳を侵害し、脅迫的で敵対的、見下しを侮辱するための目的だと見るしかないと説明しました。

「ハゲてる」は「おっぱい小さい」と同じ

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続けて、脱毛は女性よりも男性においてはるかに一般的と述べ、「ハゲ」という言葉を使うことは本質的に性と関連していると説明。「女性に対して胸を言及するようだ」と話しました。

男性の薄毛を侮辱することは、女性の胸を侮辱することと同等。これに対して、被告の弁護士は脱毛は男女どちらにもありえることから「ハゲ」は性的な表現ではないと主張したのですが、受け入れられませんでした。

モト冬樹「言われたからなんでもかんでも訴えるのは違う」

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この判決について、ハゲの大先輩・モト冬樹さんは「こじつけだよな。ハゲはセクハラだけどデブはセクハラにならないの?」と冷静なコメント。

続けて、「ツイッターで モト冬樹みたいだとか モト冬樹化してるっていう 書き込みがあるけど それじゃあ モト冬樹って名前自体がセクハラになっちゃうじゃん 訴えたやつも訴えたやつだよな」とブログに綴りました。

疾患などのやむを得ない事情は別として、ハゲは個性であると主張するモト冬樹さん。「ハゲてても魅力的なひとはいっぱいいる。そいつの人間性の問題だよ」とハゲていることを肯定し、「言われたからなんでもかんでも訴えるのは違う」と語りました。

外見より中身が重要ということを話すモト冬樹さん。さすがハゲ界のレジェンドですね!

ちなみに、この判決を下した3人の裁判官の頭部もハゲていたとか。多様性を重んじるようになった現代において、日本でもハゲしい議論が求められますね。

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