ハゲルヤ読者のみなさんは前向きに、いや、「積極的にハゲていきたい」と考えたことはありますか?
男性であれば誰もができればハゲたくないと考えるのが普通だと思いますが、沖縄に一刻も早くハゲたがっている男性がいるのです。
その名は『ロボコップゆうぞう』こと仲宗根雄三さん。TikTokで投稿した #積極的にハゲる の総再生回数はなんと2000万回を超えています。
@robocopyuzo 気になったから止めてみた #積極的にハゲる ♬ The Strumbellas - Spirits - Alikhan
ピカピカのハゲよりムキムキの筋肉が気になるゆうぞうさんですが、なぜそこまでハゲたいのか。
その理由を本人に尋ねたところ、高校生の時はGLAYのTERUや漫画『グラップラー刃牙』の主人公に憧れて長髪にしていたそうです。
憧れの人と同じヘアスタイルにしたのはいいのですが、仲宗根さんの地元は沖縄。
長髪では暑すぎたうえにソフトボールをしていたため、帽子やヘルメットをかぶると蒸れてしまったのだとか。
そこでたまたま自宅にあったバリカンで五厘刈りに。その時に経験した、圧倒的な爽快感を忘れることができないのだそうです。
高校時代は極真空手、進学後はムエタイと格闘技にハマっていった仲宗根さん。格闘技をしていた友人はヒップホップを好むみ、ファッションとして坊主頭にしていたため、ハゲ頭にも違和感がなかったそうです。
ハゲるための努力を怠らない
髪の毛をフサフサにするのは難しいですが、積極的にハゲることも難しいのだそうです。僕ら薄毛族にとっては朝飯前なんですけどね。
それでも仲宗根さんは試行錯誤して意図的にハゲる方法を発見したそうです。それは朝と夜、毎日髪の毛を剃り、これにより毛根を徐々に弱体化させて発毛を抑えるというもの。
一時期はレーザー脱毛も考えたそうですが、頭部は毛量が多く、脳にも近いため危険と判断し断念したそうです。
…信じられないことを考えますね。
剃り方にもこだわり
仲宗根さんの髪の剃り方は、まず髪の毛の流れに沿って一度剃り、締めの逆剃りでしっかり剃る。最初から逆向きに剃ると頭皮が反発して痛くなるので、このような方法を編み出したそうです。
仲宗根さんは「刃で無理矢理向き合ったら必ず反発が起きるのは社会や物音と同じ」と話します。
坊主頭を続けることのメリット
坊主頭を続けるのは仲宗根さんの目指すライフスタイルに大きく関係しています。
髪の毛が生えなくなることで、頭を剃る手間も省け、その時間を自分の好きなことに充てることができます。
髪がなければシャンプーもトリートメントも石鹸も不要。お湯だけで皮脂を落とすことができるため、理髪店に足を運ぶ必要がありません。お金も時間も節約でき、経済的だと話します。
ハゲは合理的なライフスタイルというわけです。
コンプレックスだった頭の形が武器になった
前向きにハゲている仲宗根さんですが、高校時代に丸刈りをした時、初めて気がついたことがあったそうです。
それは頭の形が悪いこと。
沖縄の方言では、後頭部が平らな、いわゆる絶壁頭のことをタッペーと呼ぶのですが、学生時代は友人から「タッペー」とからかわれたとか。
コンプレックスだった頭の形を隠すため、キャップをかぶって生活をしていたそうですが、ストリートワークアウトのショーでは、この頭部が大活躍。
丸坊主にサングラスという見た目がステージではインパクト大。SNSでも脚光を浴びるようになったといいます。さらに帽子をかぶり続けていたことによる副産物として、頭頂部のハゲが進行していたそうです。
普通の人にはショックでも、ハゲたい仲宗根さんには素敵な出来事だったんですね。
海外の映画スターは頭髪が薄いことをポジティブに捉えている人も多くおり、仲宗根さんは日本ではネガティブに考えられているハゲも、きちんと見つめ直したらいいところがあると発信したいと話します。
「40歳までにはハゲきりたい」と目標を掲げる仲宗根さん。
#積極的にハゲる
は髪の毛が薄いことをポジティブに捉える魔法の言葉なのかもしれません。