“ヨシタケシンスケ”という作家さんをご存知でしょうか。

小学生がえらぶ！“こどもの本” 総選挙のベスト10（2022年）に、3冊がランクインするなど、

第3位『あるかしら書店』（2017年/ポプラ社）

第4位『りんごかもしれない』（2013年/ブロンズ新社）

第7位『りゆうがあります』（2015年/PHP研究所）

今、子どもはもちろん、大人にも大人気！数々の言語に翻訳されるなど、海外でも注目されている絵本作家なんです。

そして、ご覧ください！

見事に禿げ上がった我々薄毛族の仲間でもあります。しかも、絵本作家デビューしたのが9年前の40歳の時という“オールドルーキー”なのも、なんだか応援したくなりますよね。

そんなヨシタケシンスケさん（現在49歳）の初めての大規模な展覧会『ヨシタケシンスケ展かもしれない』が開催中です。

ということで、会場の東京・世田谷文学館へ行ってみたところ、ハゲの心に切なく響くようなイラストの数々が飾られていました。

会場には、ヨシタケシンスケさんが絵本作家としてデビューする前から書き溜めていたという約2000点のスケッチが所狭しと並んでいました。

1つ1つじっくり見るには、いくら時間があっても足りない…と、思いきや、ハゲルヤ編集部のハゲレーダーが、強い反応を示しました！

共感し過ぎて首がもげそう。ヨシタケシンスケさんの描く、ハゲ中年男性の切なシュールさに涙が止まりません。

強く生きていこうと、そんな気持ちになってきませんか？ 

こちらは、ヨシタケシンスケさんが描く自画像。オバケのQ太郎と同じ3本毛です。

いまやトレードマークとなった坊主頭にした理由は…。

…わかりみが深い。

さらに、展覧会に飾られていた『ヨシタケシンスケのしくみ』にも注目です。

頭のてっぺん、やや後ろあたりに「毛髪抜け機」が！ そうか、我々の頭の中には「毛髪抜け機」があったんですね。じゃあ仕方ない。

ヨシタケさんはハゲだからこそ、ハゲの気持ちがわかるからこそ、子どもにも大人にも愛される作品が作れるということなんですね。

ハゲが描く優しい世界、ヨシタケシンスケさんの絵本を1度手に取ってみてはいかがでしょうか。