関西発の人気ご長寿番組『探偵ナイトスクープ』に、ハゲルヤ編集部としては見逃せない依頼が寄せられました。

海外進出!?64歳のハゲ芸
大阪府の61歳、自営業の方から届いた依頼の内容をざっくりまとめますと
- 64歳の兄がスキンヘッドで催し物があるたびにハゲ頭を使ったハゲ芸を披露している
- ハゲ芸とはハゲ頭を使っていろいろなものを表現する芸
- 依頼者はハゲていないのに25年前から兄の横で太鼓をたたく係をやらされている
- いつも芸が終わった後には微妙な空気が流れ恥ずかしい想いをしている
- しかし兄はなぜか手ごたえを感じているようでハゲ芸で海外のオーディション番組に挑戦したいと言い出した
- 絶対に受かるとは思えず反対しているが、兄は言うことを聞いてくれない
- そこで外国人の前でハゲ芸を披露させてウケないという現実を兄に分からせてほしい
- そしてこれを機にコンビの解散も兄にお願いしてくれないか?
ハゲをポジティブにとらえ芸として世の中に届けたい、お兄さんの熱い想いは応援したいという気持ちもある反面、25年間太鼓を叩かされる弟さんのことを考えると、どうしたものかと。

そして25年続けているというハゲ芸とは、いったいどんなものなのか? 今回は探偵として麒麟の田村裕さんが調査へ行くことになりました。
ハゲ芸が生まれたきっかけは?
まずは、25年前にハゲ芸が生まれた瞬間の映像を見せてもらうことになったのですが、なんと! 初披露は、あの欽ちゃんの仮装大賞でした。

お兄さんは当時40歳にして、みごとなスキンヘッド。そしてハゲ頭を使って

「ネッシー」

「ET」
どや顔のお兄さんですが、結果は「もう1点入れてあげてよ~」にも届かず不合格。以降、25年に渡って太鼓を叩くとは、この時の弟さんは思ってもいなかったことでしょう。
海外用にネタをブラッシュアップ
続いて、「海外の方にネタを見せる」とだけ聞かされていたお兄さんの元へ。

海外用にブラッシュアップしたというネタを、自身の店の前で披露してくれました。
月に到達し「サクセスフル・ムーン・ランディング!コングラチュレーション!!」
続いて、ハゲ頭を泡だらけにして「スノーマウンテン」
「バス・オン・ザ・スノーマウンテン」頭にバスを走らせるという、まさに体(ハゲ頭)を張った芸を(お兄さんは)自信満々に見せてくれました。
外国人にウケなかったらコンビ脱退
ということで、弟さんから本題です。
外国人の前でネタを披露しウケなかったらコンビ脱退したいと伝えると「太鼓が嫌やとは知らんかった」と、ちょっと切なげなお兄さん。かと思いきや!?
「ラッパにしようか」
これだからポジティブハゲの関西人は! しかし、このハートの強さがなければ25年間も続けられなかったことでしょう。
外国人の前でネタを披露した結果
そしてついに、外国人の前でネタを披露する時が訪れました。

まずは、日本語のわかるこちらの3人の前で、全力のハゲ芸を披露したところ…
3人中「面白かった」と〇を出したのは1人のみ。しかし、鋼のメンタルのお兄さんはあきらめません。
「日本語の分かっていない外国の方と勝負がしたい」と泣きのもう1チャレンジ。
そこで、日本語がわからない3名の外国人が登場。さすがテレビのキャスティング力です。
……なんと大ウケ!
まさかの3人とも〇に、探偵の田村裕さん、そして弟さんは驚きが隠せない様子。そりゃあそうでしょう。
しかし約束通りコンビは継続、弟さんが「もうアメリカでも火星でもどこでも行きますわ」と決意を決めたところで、
「信じられないです。続けられるの本当に嬉しいです」と、お兄さんはこの表情。64歳と61歳のジャパニーズブラザーズが、ハゲ芸をひっさげて海外進出を狙うことと相成りました。
もしかしたらもしかすると、海外でブレイクなんてこともあるのか?日本代表として混沌とした世界を明るく照らしていただきたいですね。