お笑い界のレジェンド、吉本新喜劇の池乃めだかさんといえば、低身長であることを笑いにする芸風で唯一無二のスタイルを確立してきました。
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チビを笑いに変えてきた池乃めだかさんですが、昨今の「見た目で笑いをとってはいけない」という世の中については「ナーバスに考えていない」と語ります。

ただそれはあくまでも芸人であるがゆえの話。一般社会において、本人が嫌がっているにもかかわらず、身体的な特徴を繰り返しいうことはパワハラであり、いじめだと断言。

人と違うところが武器になる芸能界で、低身長という個性を持っていた池乃めだかさんは自分の個性が長所になり救われたと話します。

大切なのは、なんでもかんでもルッキズムで考えて「アカン!」と言わないこと。当事者として思うのは「こっちにまで余計なこと、せんといてぇな…」だそうです。

これは「ハゲ」にも同じことが言えるのではないでしょうか。

薄毛を気にしている人に対して、ハゲ!と揶揄することはいじめですが、ハゲを商売道具にしているお笑いのプロのハゲに同様のことをするのはいじめなのか。

これまでも言われている話ではありますが、当事者である池乃めだかさんの言葉はよりリアルに感じました。

時代が移っても変わらないこと

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お笑いという文化ほど、世の中の変化を激しく受けるエンターテイメントはないかもしれませんが、池乃めだかさんは「世の中が変わり、新喜劇は変わる中で、1つも変わっていないところがある」と話します。

それは、一生懸命頑張って、自分のやるべきことをやる。そうすれば自ずとチャンスは巡ってくるということ。新喜劇に限らず、多くの仕事に通じる部分かと思います。

会社員からお笑いの世界に転職したという池乃めだかさん。スタートが人より遅かったこと、漫才から新喜劇に転向したことで、うまくいかないことが多くあり3日に1回は「辞める」という言葉が頭をよぎったのだとか。
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そうした中で間寛平さんとガッチリ組んで舞台に出てからお客さんに喜んでもらえるようになり、「新喜劇しかない」と心から思えるようになったそうです。

諦めない心でルッキズムを自身の武器として芸を磨き、吉本新喜劇に欠かせない存在となった池乃めだかさん。ルッキズムという概念で個性を殺さず、伸ばすような考え方でありたいですね。

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