春一番のように、突然強い風が吹くのが春。我々薄毛族にはドキドキする季節の一つです。

そんな我々を救ってくれるアイテムが、ヘアスプレーの「ケープ」だと、ヘアメイクさんが力説していたのでご紹介しましょう。

芸能人も手掛ける敏腕ヘアメイク

L'Arc~en~CielやLUNA SEAなど多くのヴィジュアル系アーティストを担当し、男性向けの美容本『男のロジカル美容75 「見た目」に絶対的な差がつく』の著者でもある、ヘアメイクの荒木尚子さん。


どうせ「ただし、イケメンに限る」の本なんでしょ? と思ったら、薄毛をカバーするテクもしっかりと載っている使える本だったということは、以前『ハゲルヤ』でも紹介しました。


  • つぶれがちな頭頂部と、M字に薄くなってきたこめかみ部分にボリュームを出して、地肌の見える部分を少なくする
  • 自分の毛の流れを把握し、毛流れに逆らって毛を立たせるようにスタイリングする
  • イケメン度をあげるには、スタイリングで“卵型”をめざす
では、毛流れをチェックし、「毛流れに逆らって」スタイリングするとは、具体的に何をどうすればいいのでしょうか?

そこで必要なのが、冒頭に出てきたヘアスプレー「ケープ」なのです。

毛流れを把握し、ケープで逆に固める!

まずスマホで前後左右から頭部の写真を撮り、毛がどの方向に生えているかをチェックします。
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サイドは、髪の毛をクリップなどで持ち上げて撮影をするのが◎

ちなみにハチとは、頭のてっぺんとサイドの間の、最も出っ張っている部分のこと。このハチの毛が下向きに生えているなら、毛流れと逆に上に流してスプレーで固定すれば、ボリュームが出せるというのです。

ケープが必要な理由がわかっていただけたでしょうか。
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さらに、てっぺんが気になるという方は、つむじが大事なポイント。

髪の毛が前に流れていたり、下向きになったりしているなら、その流れに逆らって根元を起こすようにスタイリングすればボリュームがアップするんだとか。

ここでもケープが大活躍ですね。
ライブでも崩れない髪型を研究してきた荒木さんの言葉は、説得力があると思いませんか。

ワックスの付け方が間違っている

ちなみに、荒木さんいわく「90%の男性はワックスのつけ方を間違っている」とのこと。思い当たる節はあるでしょうか。

実は、ワックスを髪の表面から揉み込むようにつけるのはNG。表面や毛先にばかりワックスがつくと、その重さに耐えられず時間とともに崩れボリュームダウンしてしまうんだそうです。なるほど!

では、正解は?
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指先にだけワックスをとり、根元に近い部分にしっかりとつける。トップの部分も、根元を持ち上げながらつけるのが正しいつけ方なんだそうです。

ワックスなんて、フサフサのやつが毛先を遊ばせるためのものと思っていましたが、正しい使い方をすればボリュームを出すこともできるんですね。

しかし、ワックスを使いこなすよりも、まず我々に必要なものはケープです。

徐々に薄くなってきた頭部の写真を撮るのは、勇気がいることかもしれませんが、まずは自分を、自分の毛流れを知ること。

己を知りうる者は賢者なり。毛の流れを知ることが“毛んじゃ”への近道なのかもしれません。

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