2022年11月28日、敗血症のため渡辺徹さんが61歳で亡くなった渡辺徹さん。

その2年前に亡くなった、志村けんさんとの間には、「なんだこのデブ!」「なにをこのハゲ!」となじり合っても許される、固い絆があったというのです。

志村けんに「このハゲ!」

1990年代後半に『Shimura-X』で共演していた2人。トークコーナーの進行役として出演していた渡辺徹さんは、本番前の楽屋にて志村けんさんと2人で、よく将棋を指していたそうです。(渡辺徹さんは将棋2段)
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年は違えど、将棋盤の前では対等なり。「もう始まりますよ」とスタッフが呼びにきても「ちょっと待ってくれ」とゲストを待たせて将棋を指していたこともあったんだとか。

そして、いざリハーサルが始まると「なんだこのデブ!」「なにをこのハゲ!」とお互いをなじり合うというのですから、周りはヒヤヒヤしたかもしれません。

しかしこれは、2人の中のお約束のやりとりだったそうで、罵声を浴びせあった後は2人で笑っていたとのこと。

志村けんさんに面と向かって「ハゲ!」と言える渡辺徹さんだからこそ、志村さんも信頼していたのかもしれませんね。

酒を飲みながらべろべろで収録

「トークコーナーやりたいけど、1人じゃできないから徹ちゃん付き合ってくれ」志村けんさんからそんなふうに誘われたという、渡辺徹さん。
そのトークコーナですが、お酒を飲みながらやることになったのだとか。渡辺徹さんいわく「無類の照れ屋」の志村けんさんならではですよね。

1日2本収録で、1本目から本気で飲むため、2本目のゲストが来る頃には2人ともベロベロに。さらに本番後は、外に飲みに行くというのが定番の流れだったんだそうです。

しかもスタッフも連れて飲みに行くから、飲み代は毎回大変な金額に。それでも「でもねぇ。仕事場で興奮しちゃったのをどっかで落ち着かせないと家帰れないんだよ。帰って話す人いないんだもん」と漏らしていたんだとか。

年を重ね人の死に出くわす機会が多くなってくる中「訃報を聞いた途端に涙が止まらなかったのは志村さんだけでした」と生前に語っていた渡辺徹さん。

今頃、空の上で2人でお酒を飲み交わしながら、将棋を指しているのかもしれません。

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