世の中にはイジっていいハゲと、イジってはいけないハゲがあります。

立憲民主党の原口一博議員が、悪性リンパ腫の闘病中であることを明かし、ウィッグを外した姿で衆議院の決算行政監視委員会第一分科会で質疑に立ちました。
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原口議員は病名を明かしたことについて地元・佐賀新聞の取材に「同じような病気で頑張っている方々の参考、励みになれば」と語っていましたが、病気の公表に至るまでには、紆余曲折があったのです。

ウィッグがズレてトレンド入り

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原口議員の異変にネットがざわついたのは、4月10日の衆議院決算行政監視委員会で質問に立った姿でした。不自然な髪型の上、答弁中にウィッグがズレてしまい、ツイッターのトレンドにも登場。

その反響を受け、翌日にはツイッターのスペースで、病気でウィッグが必要になったことを明かしたのです。

「お前はヅラか」心無い書き込み

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原口議員はスペースの中で「おまえはヅラかとか、言ってることもずれてるが、カツラもずれてるぞとか。容姿についての差別」の書き込みを目にしたとのこと。

病気を公表しなかった理由については、90歳の母親が入院中のため、心配をかけて闘病の邪魔にならないように、ということと、統一地方選の最中だったため、皆に動揺を与えないようにと隠していたそうです。

髪の毛が日に日に抜けていくことについては、
「髪の毛がなくなる恐ろしさは経験しないと分からない」
「昨日までふさふさしていた髪の毛がなくなる恐怖」

と語り、毎日髪が抜けていくことで落ち込むため、丸坊主にしてもらったと明かしました。

ハゲではなく病気を隠したかった

原口議員は、骨の遺伝性難病であることを2016年に明かした際に、とても酷い差別にあったのだといいます。そのため今回は解散選挙も近いこともあり、病気を隠しておきたかったのだとか。

ハゲを隠したかったわけではなく「急に髪が抜ける=病気の副作用」と思われるのを避けたかったと、はっきり説明しています。



それでも、悪性リンパ腫という病名を発表したのは担当医のすすめと、同じような病気で苦しんでいる方のためとのこと。治療は5月末か6月の頭には終わるとのことで、治療後はまた生えてくるといいですね。

ハゲルヤは、ハゲと向き合うすべての人を応援します。

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