「ワカメを食べると毛が増える」
私が子供の頃から常識のように言われていた言葉ですが、最近では耳を疑う新常識「唐辛子を食べると毛が増える」という話が出てきました。
これはトンデモ理論ではなく、熊本大学やウィーン大学、名古屋市立大学大学院で長年血液学の研究をしてきたAGAの権威による研究結果で明らかになったものです。
トウガラシが髪を成長させるメカニズム
ではその仕組を説明しましょう。
髪の毛を成長させる作用のある「インスリン成長因子-1(以下、IGF−1)」という物質が体内から多く出ている人はふさふさで、少ない人は薄毛の傾向にあるそうです。
IGF−1は思春期がピークでそこから量が自然に減っていくため、髪の毛は加齢と共に減っていくことに。歳を重ねてもIGF−1を増やすためには、食品を摂取することでカラダを刺激する必要があり、それにピッタリな食品こそが唐辛子なのだとか。
唐辛子に含まれるカプサイシンが頭皮や胃腸の知覚神経を刺激しIGF−1の分泌を促してくれるのだそうで、そんな話を聞いたら、刺激的な唐辛子をそのままバリバリと食べたくなってきますよね。
唐辛子に含まれるカプサイシンが頭皮や胃腸の知覚神経を刺激しIGF−1の分泌を促してくれるのだそうで、そんな話を聞いたら、刺激的な唐辛子をそのままバリバリと食べたくなってきますよね。
大豆もIGF−1分泌に効果的
唐辛子同様に、IGF−1の分泌を促す食品として大豆があり、唐辛子と大豆製品を組み合わせて食べることで、より大きな育毛効果が期待できるのだとか。冷奴にラー油をかけたものや唐辛子多めの麻婆豆腐などは手軽に食べられるのでいいかもしれませんね。
発酵食品にもIGF−1を増やす効果が期待できるそうで、キムチ納豆は頭皮に優しいメニューかもしれません。
食事のほかにIGF-1を増やす方法
唐辛子など食品で増やすことができるIGF-1ですが、生活習慣を改善することで増加することも研究で明らかになっています。ポイントは睡眠。
髪の毛が成長するゴールデンタイムは夜10時から午前2時。この時間に深い睡眠を取ることが頭皮には理想的な習慣です。
運動でもIGF-1の増加が期待できます。体を暖めることがポイントなので、軽めの有酸素運動がオススメ。1日1万歩以上のウォーキングがいいそうです。
体を暖めるという点でいえば、お風呂はシャワーで済ませてしまうよりもしっかりと湯船につかるのもいいのだとか。熱めのお湯につかることで体温があがり、IGF-1の増加が期待できます。
運動と良質な睡眠とトウガラシ。
髪の毛が生えてくるような刺激を求めて、今日から唐辛子をもりもり食べていきたいですね。
運動と良質な睡眠とトウガラシ。
髪の毛が生えてくるような刺激を求めて、今日から唐辛子をもりもり食べていきたいですね。