加齢と共に頭皮が寂しくなるのは人間に生まれた以上仕方がない。僕にもそう思っていた時期がありました。

しかし、世の中には可能性を信じて研究を続けている人たちがおり、そのおかげで海外から素晴らしいニュースが飛び込んできましたのでご紹介いたします。
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22人のノーベル賞受賞者を輩出したアメリカの名門・ノースウェスタン大学の研究グループが常識を覆す研究結果を発表したのです。

毛包幹細胞を柔らかくして発毛復活


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毛包の再生を担う組織幹細胞「毛包幹細胞」が固くなると、新しい毛が生えにくくなるのですが、この「毛包幹細胞」を柔らかくする方法を見つけ出したノースウェスタン大学の研究グループはマウスの毛を蘇らせることに成功。

まだ実験段階ではありますが、これにより新しい毛髪の生成に新たな光が指したのです。

歳を重ねるとなぜ毛が生えなくなるの?

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毛が生えるメカニズムは毛穴の奥深くにある毛包幹細胞が分裂することで始まります。

ですが、だんだんと加齢によって毛穴の奥が硬くなり、徐々に毛が生えなくなるため、人は徐々にハゲていくという運命でした。
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そこで、髪の毛を生み出す毛包幹細胞を柔らかくすることができれば、毛穴が硬くなるスピードが落ち、毛が生えやすい環境になると考えたわけです。

言葉にするのは簡単ですが、具体的にどのように柔らかくすればいいのか。その答えとして、ノースウェスタン大学の研究チームはマイクロRNAを使用しました。

ま、マイクロRNA…?

理系とは縁遠い人間からすると、RNAとDNAの違いもよくわかりませんが、ざっくりと説明しますと、生き物(今回の研究ではマウス)の幹細胞の遺伝子を操作して「miR-205」という特定のマイクロRNAがたくさんできるようにしたんだそうです。

これにより、毛を生やしてくれる毛包幹細胞が柔らかくなり、若いマウスからも老いたマウスからも毛が生えてきたといいます。しかもたった10日で生えてきたというから驚きです。

人間にも効果が期待できるのか?

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この実験では新しい毛包幹細胞を作り出したわけではなく、毛包の中にあるのに硬くなって毛が生えなくなった幹細胞を刺激して発毛をうながすということに成功しました。

研究チームは細胞の働きを制御することで発毛を促進できると説明します。今回のマウスのように遺伝子を操作しなくとも、ナノ粒子を使えば頭皮に直接マイクロRNAを送り込むができるはずなので、次はその実験に取り掛かるとしています。

これは体内にある自分の幹細胞を利用する発毛法なので、体への負荷も少なそうです。

その実験がうまくいけば…人の頭皮でも可能性があるというわけです。

我々がのんべんだらりと生きている間にも、ノースウェスタン大学に集められた人類の叡智が頭皮の未来を切り開いてくれるかも知れません。

我々の毛包幹細胞が再び息を吹き返す日を、首を長くして待ちたいですね。

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