ハゲルヤ読者の皆さん、こんにちは。

日本で発毛剤といえば、大正製薬の「リアップ」が抜群の知名度を誇りますが、そのリアップの有効成分が「ミノキシジル」という成分です。
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ミノキシジルは毛細血管を広げ血液の流れをスムーズにする働きを持ち、主に髪の毛の成長を促す毛乳頭細胞に働きかけ、ヘアサイクル(毛周期)を延長させます。

しかし、そのメカニズムには未知の部分もあり、日々研究が進められています。

大正製薬は神戸学院大学大学院薬学研究科の水谷健一特命教授と共同研究を実施する中で、発毛成分であるミノキシジルに新規の作用メカニズムを発見。第1回国際研究皮膚科学にて発表を行いました。

これは期待が高まります。

ミノキシジルによる毛包周囲での毛細血管増加の可視化に成功

大正製薬はミノキシジルが皮膚血管網に及ぼす影響を検証しました。

血管を可視化できる遺伝子改変マウスに5%ミノキシジルを約1か月間塗布し、皮膚血管の状態を顕微鏡下で観察。

その結果、ミノキシジル塗布により毛包周囲の毛細血管が増加しており、特に毛を作り出す司令塔とされ様々な発毛因子を分泌する毛乳頭細胞近傍の毛細血管密度が顕著に増加することが明らかになったとのこと。(図1) スクリーンショット 2023-09-07 22.05.32
また、毛の材料を作り出す大もとの細胞である毛包幹細胞が存在する、毛包バルジ領域周囲の毛細血管密度も増加し、毛包幹細胞に接触する毛細血管の割合も増加することを確認。

これらのことから、ミノキシジルは血管を介して、毛包の幹細胞に影響を及ぼすという新規のメカニズムが示唆されました。

ミノキシジルは血管細胞に直接作用していることを確認

次に、ミノキシジルによる毛細血管の増加のメカニズムを解明するために、培養細胞を用いて検討を行いました。ヒト血管細胞を特殊なゲル上で培養すると、血管網を形成しますが、ミノキシジルを添加すると、血管網の形成が顕著に促進されることを確認いたしました。(図2) スクリーンショット 2023-09-07 22.38.57
このことから、ミノキシジルは血管の細胞へダイレクトに作用し、皮膚内部の血管網に影響を及ぼすことが示唆されたといいます。

1日2回のミノキシジル

やはり我々の頭皮を救ってくれるのはミノキシジルでした。大正製薬さんには悪いですが、すでにミノキシジルはジェネリック製品が数多く出ており、リアップよりお手頃に買えるようになりました。

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リーズナブルなリザレックコーワ

さらに海外から個人輸入すれば、ミノキシジル5%以上の「濃い」アイテムも使用可能。
フォリックスなら15%もあります。
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ミノキシジルと上手に付き合って、フサフサを取り戻しましょう!!

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