髪の老化についてはハゲルヤでも様々な研究結果をご紹介してきましたが、今回は初めて耳にした「髪の毛と菌」の関係性についてお届けします。

抜け毛や白髪といった髪の毛に関する悩みが出てきた時に必要なのが頭皮のケア。
健康な頭皮があってこそ健康な髪の毛が生まれるわけです。

抜け毛や白髪といった髪の毛に関する悩みが出てきた時に必要なのが頭皮のケア。
健康な頭皮があってこそ健康な髪の毛が生まれるわけです。
最近頭皮がかゆい、フケがすごく増えたなど、頭皮にトラブルを感じたときに、アナタの頭皮が赤みを帯びはじめていたら、これは頭皮に菌が異常に繁殖している状態なのだそうです。
頭皮にいるのはどんな菌?

頭皮に限らず、人体には常に数多くの菌=常在菌が存在しています。その数は約100兆個。すべてが良い働きをするわけではなく、中には悪さをする菌もいます。
健康な頭皮は、常在菌がバランスよくいる状態ですが、何らかの原因でバランスが崩れた場合、頭皮に悪さをする菌が入り込んでしまうことも。
その1つがコリネバクテリウムと呼ばれる菌です。コリネバクテリウムは少量だと悪さをしませんが、過剰に増えると頭皮に炎症を起こします。
そして、頭皮が炎症を起こしている人ほど、ハゲやすいという研究結果があるそうです。
ハゲないためにはコリネバクテリウム菌を抑え込むことが必要なんですね。
食生活のコントロールで頭皮のバランスを保つ

では頭皮の常在菌のバランスを整えるにはどうすればいいのか。
その答えは脂っこい食事を控えること。頭皮のコリネバクテリウムは皮脂の分泌量の増加に伴い、増えてしまうことが研究で明らかになっています。
明日から大好きな揚げ物は控えたほうがよさそうです。
明日から大好きな揚げ物は控えたほうがよさそうです。
髪を脱色するときにも注意
もう1つ気をつけなければいけないのは髪の毛に使うブリーチ。脱色をする時に使用するブリーチですが、これにより頭皮のpHが大幅に変化してしまうのだとか。

pHの変化は常在菌にとって、突然の台風がやってくるくらい過酷な環境になります。pHのバランスを保つためには、専用のシャンプーなどで頭皮が健康な状態である弱酸性に戻すのがベター。
シャンプーだけでなく、頭皮用美容液なども利用してみるのもいいですね。
頭皮の常在菌とハゲとの関係性
頭皮の常在菌についてはこれまであまり研究が行われていませんでしたが、近年ある研究チームが大規模な調査を行い、ハゲとの関係性を特定しました。
ハゲないために頭皮を日々観察することが大切。
弾力、潤い、フケの有無など判断基準はいくつもありますが、これからは頭皮の「菌」にも気を配っていきたいですね。
弾力、潤い、フケの有無など判断基準はいくつもありますが、これからは頭皮の「菌」にも気を配っていきたいですね。