飲酒は薄毛に影響を及ぼすのか?

新型コロナウィルス感染症が5類感染症に移行したため、今年は年末に向けてお酒を飲む機会が増えそうだという方も多いことでしょう。

そこで我々が気になるのは、やはりお酒と薄毛の関係ですよね。

飲むは一時の快楽、ハゲたら一生の後悔とならないためにも、お酒を飲むことで薄毛の進行にどんな影響を及ぼすのか知っておきたいところです。
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では、結論から申しましょう。ずばり、飲酒が薄毛に“直接”影響を及ぼすことはありません。

しかしあくまでお酒は適量がベスト。日常的なお酒の飲み過ぎは、薄毛以外にも体に悪影響を与えかねないことを覚えておきましょう。

また飲みたくもないのに飲む、飲み過ぎた翌日に後悔するなど、精神的なストレスは薄毛を進行させる一つの要因になりかねません。

あくまで適量を、楽しみながら飲むのであれば、むしろお酒が頭皮にプラスに働くこともあるのです。

「IGF-I」増加で薄毛予防

薄毛対策の1つとして近年注目されているのが、アンチエイジング効果があるという体内物質「IGF-I(ソマトメジン-C/インスリン様成長因子-Ⅰ)」。
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この「IGF-I」を増やすことが、髪の毛の正しいサイクルを取り戻し発毛・育毛を促す、1つのカギになるといいます。

そして、お酒を適量飲むことで「IGF-I」を増やす効果が期待できるというのです。

しかし、難しいのがその適量ですよね。もちろん個人差がありますので、それがわかったら苦労しないんだよという方も、ぜひ目安としてご覧ください。

日本酒の適量は1日1~2合

日本酒の適量は1日1~2合といわれています。
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また日本酒を熱かんで飲めば、胃の知覚神経が刺激され、体内の「IGF-I」を増やすことが期待できるといいます。

ちなみに、冷やより熱かんがいいのは、より胃の知覚神経が刺激されやすくなるためとのこと。日本酒は熱かん、覚えておきましょう。

ビールの適量は中瓶1本

続いてビール。ビールの適量は1日に中瓶1本、500ml程度とのこと。
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ビールの主原料は麦芽とホップですが、ホップに含まれる「ゲラニオール」という成分が、知覚神経を刺激する作用があるんだとか。また、炭酸水も胃の知覚神経を刺激するとのこと。

中瓶1本=中ジョッキ1杯分ですので、2杯目を飲むときは「あ、これ以上はハゲる」と自分を叱ってくださいね。あくまで少量のお酒が頭髪に良いということです。

ワインはグラス2杯程度

最後にワインの適量は、グラス2杯、240ミリリットル程度だそうです。
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また赤ワインに含まれる「ポリフェノール」の健康効果は有名ですよね。

中でも、ポリフェノールの一種「レスベラトロール」が知覚神経を刺激して「IGF-I」の増加につながるのだとか。

飲み過ぎよりも注意が必要なものは

さて、適量を守れるかは別として、飲酒と薄毛に直接の因果関係はない、むしろ適量のお酒は薄毛対策につながる可能性もあることを記してきました。

しかし、年末に向けての飲み会シーズンに我々が気を付けなければならないことは飲み過ぎ以外に「食べ過ぎ」があることも忘れてはいけません。
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2012年に行われた「ヨーロッパ毛髪研究学会」で、唯一AGAとの関連性が確認できたのはBMI(肥満度)であると発表されました。

BMIの数値が25以上の人はAGAになる率が高くなることというのです。そしてこの研究では、喫煙、高血圧、飲酒といった他の要因との因果関係は確認できなかったとのこと。

デブでハゲ、最低のおじさんが出来上がるのには、ちゃんと理由があったんですね。

バランスの取れた食生活が、頭皮には一番大切。お酒の好きな方は、脂っこいおつまみを避けたり、糖質の高いビールや日本酒・白ワインを避けたりと、工夫して髪の毛を守っていきましょう。

ちなみに、髪に一番いいのは生グレープフルーツサワーです!


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