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「妊娠すると体毛が濃くなる」


昔からまことしやかに言われていたことですが、そのメカニズムをついに突き止めた研究グループが現れました。

神奈川県立産業技術総合研究所の景山達斗研究員と横浜国立大学のグループが国際的な科学雑誌で発表した研究によると、出産前や授乳期の女性に多く分泌される「オキシトシン」と呼ばれるホルモンに毛の成長を促す働きがあることがわかったのです。

幸せホルモン「オキシトシン」が毛を育てる

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オキシトシンは不安や心配を緩和する働きを持つペプチドホルモンで、別名「幸せホルモン」と呼ばれています。脳の視床下部で作られ、主に脳下垂体を介して血中に放出されます。

オキシトシンは心や体が「心地よい」と感じたときに分泌されます。赤ちゃんと母親の場合では、授乳(触覚刺激)、見つめあう(視覚刺激)、におい(嗅覚刺激)、泣き声(聴覚刺激)によってオキシトシンの分泌が促進されます。

また、嬉しい、楽しい、気持ちいいと感じた時に脳で作られることも分かっています。やわらかいものに触れるとオキシトシンが出るとも言われています。

毛の成長が1.3倍に

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研究グループは「妊娠中に体毛が濃くなった」という体験談を実証するため、オキシトシンと毛の成長の関係を調べました。

ヒトの細胞から毛根の根元にある「毛包」と呼ばれる器官を作製し、オキシトシンを振りかけて変化を観察したところ、オキシトシンをかけなかった場合と比べて、毛の元となる組織の長さがおよそ1.3倍になっていたといいます。

めっちゃ有用やん!

また、毛包にかけるオキシトシンの量を増やすほど、毛の成長に関わる特定の遺伝子が活発に働くことも分かったということです。

治験があれば我々の頭皮にはやくぶっかけていただきたいですね。

温冷交代浴でオキシトシン分泌

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さてこのオキシトシン。ハグしたりマッサージしたりして、幸せを感じると分泌されるということなのですが、我々ハゲの元にそう簡単に他人とスキンシップする機会が回ってくるとは考えづらいですよね。

ですが、銭湯で熱湯と水風呂に交互に入る「温冷交互浴」をすれば、オキシトシンが増えるというのです!マジなレポートがこちら!

一般公衆浴場(銭湯)における温浴、温冷交代浴の心身への影響の検討(PDF)
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なんだよ…銭湯に行けばよかったのか…。サウナブームの昨今ですが、交代浴だけでもオキシトシンは増加するとのこと。確かに銭湯に行くと幸せな気分になりますよね。
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さあ、ハゲルヤ読者の皆さん、明日から銭湯に通ってフサフサになってしまいましょう!

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