お隣、韓国のラジオ番組に投稿された1通のお悩み相談メールが物議を醸しています。
その後、ハゲのカミングアウトから夫婦関係は悪化していき、ついには離婚の話へ…。夫婦の間にはいったい何があったのでしょうか。
そして、ハゲを隠すのは、そんなに罪深いことなんでしょうか。詳しく見ていきましょう。
そして、ハゲを隠すのは、そんなに罪深いことなんでしょうか。詳しく見ていきましょう。
妊娠からのかつらカミングアウト
韓国の弁護士がパーソナリティを務めるラジオ番組『チョ・インソプ弁護士の相談所』で紹介されたのは、30代後半のキャリアウーマンの方からのメッセージでした。
妻が妊娠の事実を夫に報告したところ、実はハゲていること、これまでかつらを付けていたことを告白されたといいます。
シャワーや寝ている間にかつらが外れたり、ずれたりすることはなかったということでしょうか。韓国のカツラ事情が気になりますが、妻のショックは計り知れないものだったに違いありません。
かつらだなんて裏切られた!?
夫がズラだったことには交際中まったく気付くこともなく、裏切られた思いでいっぱいだったという女性。
しかし「夫は私にちゃんと謝りもせず、逆に心の狭い女だと言って私を責め立てた」とのこと。
これは、あくまで女性側の主張ですので、その時の男性側の心の内はわかりません。わかりませんが、女性側からするとかつらは“ちゃんと謝らなくてはいけないこと”なんですね。
産後うつの原因はハゲ隠し!?
さらに出産後、産後うつを患ったという女性。しかし、産後うつは誰にも起こり得ること。精神的・身体的ストレス他、様々な要因があるといいます。
そんな中「ご飯も食べられず横になっているとき、夫は私をほったらかしにするばかりで全く助けてくれなかった」と女性は主張。
もしこれが事実だとしたら、問題はもはやハゲ隠しではないような気もしてきました。
韓国の司法による見解は?
ついには離婚を切り出し、子どもを連れて家を出て行ったという夫。
女性が何度も謝罪するも「母親の資格はない。お前は一生子どもには会えない」と伝えられたといいます。
これに対して、韓国の弁護士の見解は?
「産後うつの症状が深刻で、夫婦関係を継続するのが困難な事情が発生した場合には、民法第84第6号によって例外的な離婚事由が認められる余地がある」
また子どもに合わせてくれない現状に関しては、
「婚姻中の夫婦が離婚していない状態で別居する場合でも、非監護親に子どもとの面会交流権が認められるとした判例があるため、この判例に基づいて、離婚訴訟を請求しなくても面会交流を請求できるのではないか」
と意見を述べました。
しかし、我々ハゲルヤ編集部が気になるのは、そこではないんですよ、先生!
ハゲ隠しは離婚の理由になるのか?
「ハゲ頭は容姿の問題であるため、結婚前に必ず告知すべき義務事項であると考えるのは難しい。従って、婚姻関係終了の事由ではない」
ハゲを隠していたから、はい離婚を認めます! とはならないとのこと。ほっ。
とはいえ、過去にはインドで結婚式中にハゲが発覚し、新婦が失神するという事件もありました。
円満な結婚生活のためにはハゲに限らず、隠し続けることが難しい秘密は事前に話しておくべきということでしょうか。
結婚相手にも話していない秘密の一つや二つ、みんなあったりするのかどうなのか。ハゲでもなお、愛してくれる女性と出会いたいものですね。