医学の進歩でハゲが地球上からいなくなり、笑顔でハゲルヤ編集部を解散する日がまた一歩近づいてしまいました。
筑波大学が、毛髪の主成分であるケラチンをマイクロ球体化し、水中に分散させた「ケラチンマイクロ球体ゲル」に毛包の成長促進効果があることを実証したのです。
これにより、副作用がほとんどない発毛・育毛剤の有効成分としての応用が期待できるとのこと。
やるじゃん筑波大学!
(a) ケラチンマイクロ球体の電⼦顕微鏡写真(内挿図:懸濁液の写真)。(b) ケラチンマイクロ球体の固体状態の光学顕微鏡写真。 (c) ケラチンマイクロ球体を⽔中に分散したのち基板上に滴下乾燥させた試料の光学顕微鏡写真。⽔分散液中では、球状のハイドロゲルとして存在していることが⽰唆される。
近年、毛髪由来のケラチンから作られたマイクロニードルパッチが毛髪の再生を促進するために使用されているほか、組換えヒト毛髪ケラチンナノ粒子が皮膚の創傷治癒を促進することが報告されています。
そこで研究グループは今回、マイクロ球体化したケラチンを用いて、その発毛・育毛効果を調べました。
この研究では、⽔溶性酸化ケラチンから成る粒径数ミクロンのマイクロ球体を⽔中に分散させたマイクロ球体ゲル(図1)に、発⽑および育⽑効果があることを世界で初めて実証しました。
⽺⽑由来の⽔溶性酸化ケラチンをスプレーミスト法でマイクロ球体化し、これを⽔中に再分散させた球体ゲル(ケラチンマイクロ球体ゲル)を⽤いて、剃⽑したマウスの背中に塗布したところ、塗布2⽇⽬には発⽑が観測され、約2週間の塗布でほぼ完全に⽑が⽣えそろったというのです(図2)。
10日目のマウスにご注目ください。青のミノキシジルと、赤のケラチンマイクロ球体ゲルはかなり毛が生えてきてますよね。
この発⽑・育⽑のペースは、ミノキシジルの⽔溶液を使⽤したときに観察される効果とほぼ同等だといいます。⼀⽅で、⽔に溶けないケラチン粉末の⽔分散液を塗布した場合には、発⽑・育⽑の効果はほとんど観測されませんでした。
こうして、ケラチンをマイクロサイズに球体化して⽪膚に塗布することで、発⽑・育⽑の促進効果が得られることが明らかになりました。ケラチンは⽑髪や⽪膚の主成分であることから、このケラチンマイクロ球体ゲルは、副作⽤がほとんどない発⽑剤や育⽑剤、養⽑剤などとしての応⽤が期待できるということです。
ありがとう!筑波大学!
筑波大学が安全な「発毛・育毛剤」候補を発見
筑波大学が、毛髪の主成分であるケラチンをマイクロ球体化し、水中に分散させた「ケラチンマイクロ球体ゲル」に毛包の成長促進効果があることを実証したのです。
これにより、副作用がほとんどない発毛・育毛剤の有効成分としての応用が期待できるとのこと。
やるじゃん筑波大学!
毛髪の主成分、ケラチンを研究
(a) ケラチンマイクロ球体の電⼦顕微鏡写真(内挿図:懸濁液の写真)。(b) ケラチンマイクロ球体の固体状態の光学顕微鏡写真。 (c) ケラチンマイクロ球体を⽔中に分散したのち基板上に滴下乾燥させた試料の光学顕微鏡写真。⽔分散液中では、球状のハイドロゲルとして存在していることが⽰唆される。
近年、毛髪由来のケラチンから作られたマイクロニードルパッチが毛髪の再生を促進するために使用されているほか、組換えヒト毛髪ケラチンナノ粒子が皮膚の創傷治癒を促進することが報告されています。
そこで研究グループは今回、マイクロ球体化したケラチンを用いて、その発毛・育毛効果を調べました。
この研究では、⽔溶性酸化ケラチンから成る粒径数ミクロンのマイクロ球体を⽔中に分散させたマイクロ球体ゲル(図1)に、発⽑および育⽑効果があることを世界で初めて実証しました。
⽺⽑由来の⽔溶性酸化ケラチンをスプレーミスト法でマイクロ球体化し、これを⽔中に再分散させた球体ゲル(ケラチンマイクロ球体ゲル)を⽤いて、剃⽑したマウスの背中に塗布したところ、塗布2⽇⽬には発⽑が観測され、約2週間の塗布でほぼ完全に⽑が⽣えそろったというのです(図2)。
10日目のマウスにご注目ください。青のミノキシジルと、赤のケラチンマイクロ球体ゲルはかなり毛が生えてきてますよね。
この発⽑・育⽑のペースは、ミノキシジルの⽔溶液を使⽤したときに観察される効果とほぼ同等だといいます。⼀⽅で、⽔に溶けないケラチン粉末の⽔分散液を塗布した場合には、発⽑・育⽑の効果はほとんど観測されませんでした。
こうして、ケラチンをマイクロサイズに球体化して⽪膚に塗布することで、発⽑・育⽑の促進効果が得られることが明らかになりました。ケラチンは⽑髪や⽪膚の主成分であることから、このケラチンマイクロ球体ゲルは、副作⽤がほとんどない発⽑剤や育⽑剤、養⽑剤などとしての応⽤が期待できるということです。
ありがとう!筑波大学!