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昔から「ハゲは絶倫」と、都市伝説のように言われてきましたが、実際はどうなのでしょうか。

医師の和田秀樹さんと生物学者の池田清彦さんが共著『オスの本懐』内で、長年に渡って語られているこの噂に触れていました。

オスの本懐(新潮新書)
オスの本懐(新潮新書)
池田清彦
新潮社



そもそも男性がハゲるのには、男性ホルモンが関係しています。男性ホルモンであるテストステロンは、中年以降になるとDHT(ジヒドロテストステロン)に変化。このDHTが男性ホルモン受容体と結びつくと髪が抜けてしまいます。つまりDHTはハゲの素というわけです。

ちなみに、DHTは前立腺肥大も誘発する可能性があります。前立腺が腫れると、尿道が縮まってしまうので尿が出にくくなるそうです。

DHTをなるべく増やしたくないと思いますが、そのために登場した薬がプロペシア。AGA(男性型脱毛症)クリニックで使われている薬ですが、テストステロンがDHTになるのを防ぐ役割を持っています。

ハゲ防止と前立腺肥大防止といいことづくし…かと思いきや、難点も。プロペシアを服用すると低確率ですがEDを発症することがわかりました。

ハゲは絶倫説の科学的根拠

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「ハゲは絶倫説」いよいよ真実に迫ります。

DHTはテストステロンより約3〜4倍も強いホルモンで、老いていく男性を支えるホルモンです。そのため、加齢と共にDHTが増えるのは、人間の体にとって必要なこと。(ただし、ハゲていきます)それをハゲになりたくないと、薬で防いでしまうことで男性ホルモンが不足してしまうというわけです。

髪を取るか男らしさを取るか、これは実に難しい問題です。

男性ホルモンをカバーするために、テストステロンを打つという方法があります。DHTになる前のテストステロンはハゲの原因ではありませんから、たくさん打ってもハゲにならないし、性欲も回復します。

問題は、プロペシアを扱っているのは皮膚科の医師が多いため、髪を生やすことを最優先してしまうこと。いや、ハゲ治療に来てるんですから当たり前なんですけれども。

AGA治療に来てEDに悩まされてしまう。そういった男性は実は多いのだそうです。

やる気が出ないのもテストステロンが影響

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テストステロンによる性欲増強の効果についてご説明しましたが、若者の気力減退にもテストステロンの減少が影響しているとのこと。

テストステロンの数値が下がると鬱のような状態になることがあるため、注射することで回復するケースがみられるのだとか。ただし本当の鬱病の場合、投与しなくてはいけない薬があるため、テストステロンを注入しても効果が出ません。

ここの見極めが大切になってきますが、万人がやる気を出す合法の薬というものは存在しておらず、現時点ではテストステロンが有効だと言われています。

テストステロンは注射だけではなく、塗り薬もありますので、ハゲを治しつつ精力もキープしたいという欲張りなアナタは、一度お医者さんに相談してみてください。
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