テレビ放送開始から55周年を迎え、これまでオンエアされた作品はおよそ9000本。
そんな『サザエさん』の中で、我々薄毛族が見逃せない髪回があったことをご存じでしょうか。
お舟百まで波平九十九まで
ハゲルヤ編集部注目の髪回は、1971年の1月10日に放送された「お舟百まで波平九十九まで」『サザエさん』は、いつも何気ない日常から話が始まります。
なんということでしょう。
フネの直球ハゲいじりが、我々のハートも深くえぐってきました。
ハゲいじりに激怒する波平
フネにとっては、独り言のつもりだったかもしれませんが、その背後にはなんと波平の姿が。当然、波平は激怒し、2人は口をきかなくなります。
しかし、波平はフネに対して
「信じてくれ。わしが愛してるのは永遠にお前1人なんだ」
と必死に説きます。そして最初は、疑いを持っていたフネも波平の必死な思いを聞いて、こう答えました。
「あたしだってあなた以外に信ずる人はいませんもの」
でも、我々は忘れません。
「髪の毛っていうとすぐに頭にくるのよね。ひがんでるのよ、自分の髪の毛が一本しかないものだから」
そして学びました。ハゲてもなお、ひがむことなく、どんな髪の毛ネタにも寛大でいたいものだと。
他にもあったハゲいじり
波平のハゲをフネがいじったのはこの時だけではありません。
そして、昔はキレると怖かったというフネは、あろうことか波平の1本しかない髪を切ろうとしたことさえあるんです。波平をロックオンする、フネの左手も恐ろしい。
はてさて、フネはハゲにとって女神なのか悪魔なのか、波平の1本の髪の毛が守られることを切に願います。