バカリズムさん脚本の話題のドラマ『ホットスポット』をご存じでしょうか。
高橋さんは実は宇宙人で、“能力”を使って様々なトラブルを解決していく様を、時にコミカルに描いた“地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー!”
そして、その『ホットスポット』第4話で、宇宙人の高橋さんは“頭脳系の能力”を使うと、副作用で髪の毛が薄くなることと、宇宙人だってハゲたくはないという新たな事実が発覚しました。

ハゲたくないのは我々地球人だけかと思いきや、宇宙人にもハゲたくないという気持ちがあったんですね。
宇宙は広いが思いは同じ。どうしてもハゲるのがイヤな宇宙人の高橋さんを応援したくなりませんか!
“頭脳系の能力”の副作用でハゲる
“頭脳系の能力”を使うと、副作用で髪の毛が薄くなるということは、ホテルのフロントでの何気ない会話の中で発覚しました。
高橋「俺は山梨大の医学部」
遠藤「高橋さん、山梨大なんですか?」
高橋「うん、医学部」
遠藤「えー、めちゃくちゃ頭いいじゃないですか!」
医学部であることを必要以上に強調する高橋さんですが、
高橋「そんな大したアレじゃないけどね」
宇宙人も謙遜します。すると、
高橋「まあそうだけど」
遠藤「うわ、ずる!」
まさかの“能力”を使って合格したことが発覚! しかし、
高橋「ずるくはないでしょ、俺の能力なんだから」
遠藤「いや、そうだけど」
あくまで自分の力だとアピール。ただ“能力”を使って入学した山梨大の医学部を中退したとのこと。その理由は?
高橋「知能上げて一夜漬けで受かっても、その知能ずっと維持できるわけじゃないからさ」
ちなみに、宇宙人の“能力”を使うと体力を消耗しますが、2人が働くホテルの大浴場のお風呂に入ると、パワーが復活するという設定です。
高橋「一時的に学力は上がるけど、毎日能力を使い続けるわけにいかないしね」
遠藤「体がもたないんだ」
高橋「あと頭皮」
さすがに体力がもたないのかと思ったら、まさかの頭皮に影響が!
高橋「その時知ったんだけどさ、頭脳関係の能力上げちゃうと副作用で髪が薄くなるんだよね」
それは、一大事です!
遠藤「まあ、そうですね」
高橋「自前のハゲじゃないのよ、能力によるハゲね」
あくまでハゲは“能力”を使った結果だったんですね。とはいえ、大浴場のお風呂に入ったらハゲも治るのでは? と思ったら、ハゲだけは治らないという設定でした。
高橋「たぶんだけどさ、人間って病気とか怪我に対しては自然治癒する力を持っているけど、薄毛って自然治癒しないじゃん」
遠藤「ハゲは適応外なんだ」
高橋「そういうことだと思う」
遠藤(心の声)「時期が早まっただけで力を使わなくても、どのみち自前でハゲていたんじゃないかとも思ったけど、これ以上の追及はやめておいた」
高橋「今さ、時期が早まっただけで、能力使わなくてもハゲてただろと思った?」
遠藤「思ってないですよ」
高橋「完全に思ったよ」
遠藤「ちょっと思いました」
高橋「思わないでくれる?それ間違いだから」
この会話劇こそが、バカリズムさん脚本の魅力の1つなのです。
みなさんもぜひ、自分は宇宙人で能力のせいでハゲたと言い張ってみてはいかがでしょうか。
宇宙人だってハゲたくない
“頭脳系の能力”を使うとハゲると分かったところで、ホテルの客室のお湯が出ないというトラブルが勃発し、お客様からもクレームが!
では、“頭脳系の能力”を使って、給湯器の説明書を読めば解決するのでは? しかし、高橋さんは、
「さっきも言ったと思うけど、頭脳系の副作用ってハゲるんだよね」
「やりたくないっていうか代償が大きすぎるのよ」
宇宙人といえども、ハゲたくないという気持ちは一緒です。
高橋「できればね、頭皮は修理できないからさ。これが人命に関わるとかだったらね、多少ハゲても俺も助けたいと思うよ。でも給湯器の故障なんて、ホテルではよくあることじゃない。そのためにハゲるのは、さすがにきついって!」
“頭脳系の能力”を使うことを、頑なに拒否していました。そりゃそうですよね、ハゲたくないもん。
結果、遠藤さんが自力で説明書を読み、自力で給湯器を直すことに成功したわけですが、
最後の最後までハゲたくないという強い意志を見せてくれました。
このハゲるのはイヤだというエピソードが、もしかしたら何かの伏線になっているのかも? 今後、どんなハゲエピソードが飛び出すのかにも注目しながら、ぜひ『ホットスポット』をご覧ください。