株式会社リクルートが運営する美容研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」は、日本全国の20歳から69歳の男女を対象に、「薄毛に関する意識調査2025」を実施しました。
今年もこの季節がやってきたわけですが、今夏の調査により、薄毛対策および予防市場の現状や、人々の意識、対策行動の実態が明らかになったのでハゲルヤ読者にご報告いたします。
薄毛対策・予防の市場規模は約5,000億円超と推定
ハゲルヤ読者のみなさんも、薄毛対策・予防にお金を使っていると思いますが、今回の調査で薄毛の人の薄毛対策市場規模の推計は2459億円(男性1882億・女性636億)となりました。
一方、薄毛ではない人の薄毛予防市場規模の推計は2678億円(男性1258億・女性1420億)で、予防市場は女性の方がお金をかけている結果に。
女性の薄毛に対する予防意識の高さが目立ちますが、男性は対策・予防ともにお金をかけていることがわかりますね。
薄毛に対して不安を抱えている人21.3%
今回の調査結果では、「薄毛である」と認識している人の割合は16.2%(男性25.0%・女性7.4%)という結果に。
一方、「薄毛ではないが不安である」人の割合は21.3%(男性19.4%・女性23.3%)でした。
薄毛ではなくても、将来的にハゲるのではないか…と不安を抱えている人が多いという結果になりました。「薄毛でないし不安はない」という回答が62.4%いることも驚きではありますね。
君もハゲるんだようん。
君もハゲるんだようん。
薄毛が気になる部位は頭頂部
薄毛が気になる部位についてもアンケート調査が行われ、男性では頭頂部、女性では分け目が1位になりました。
男性のTOP5を見ると、「頭頂部」「前頭部」「分け目」と頭髪の前部分が気になっていることがわかります。女性では5位にランクインしている「側頭部」は男性ではランク外になっており、このあたりも意識の違いが浮き彫りに。
1ヶ月の薄毛対策平均額は?
続いて、「薄毛対策や育毛促進・髪のボリュームアップ対策として、現在、月にいくらくらいかかっていますか。」というアンケート。結果は以下のとおりです。
男性が頭髪にかけている費用は、去年より微増なものの、2022年、23年と比べると減少しています。物価高の影響などで、頭髪にかける予算が減ったのでしょうか。
「薄毛のために今行っている対策について、お答えください」というアンケートについては、「育毛エッセンス・育毛ローションや発育毛剤を使う」「薄毛対策用シャンプーやトリートメントを使う」「自宅で自分の手だけで頭皮マッサージをする」がTOP3となりました。
やはり発育毛剤やシャンプー・トリートメントにお金をかける人が多いようです。
薄毛対策・育毛促進の情報源は?
男女ともに「インターネット検索」「TV・ラジオのCM」「TV・ラジオの番組」がTOP3でした。
注目すべきは女性の5位に「美容師・理容師に相談する」がランクインしていますが、男性のランキングでは圏外。男性はハゲを相談することに抵抗があるのかもしれません。
「理美容室で相談したいのに、今までできていない理由として、あてはまることを全てお聞かせください。」というアンケート結果にも、男性の深層心理が浮かび上がっています。
1位が「言い出すのが恥ずかしいため(勇気が出ない)」という結果。インターネットを使ってハゲ対策の情報を自ら取りにいけることに感謝したいですね。
髪のボリュームアップ対策、満足度1位はパーマ
「あなたが理美容室で実際に試したことのある育毛促進や髪のボリュームアップ対策メニューや、受けたことのあるアドバイスを教えてください。」というアンケートでは、1位「髪がボリュームアプして見えるような髪型」、2位「ヘッドスパ・ヘッドマッサージ」、3位「育毛促進や髪のボリュームアップにつながるシャンプー・トリートメントなどの商品購入」がTOP3でした。
この中で、実際にサービスを受けた人の満足度が高かったのが「毛量不足をボリュームアップできるようなパーマ」という結果に。髪へのダメージを気にしてしまうパーマですが、ボリュームアップをしたい人にとって満足度は高いようです。
今回の調査を通じて、自分の薄毛対策・予防費用を見直してみるのもいいかもしれませんね。









