これまで10作以上の大河ドラマに関わってきたという、特殊メイクアーティストの江川悦子さん。
三國連太郎さんや西田敏行さんといった、今は亡き大物俳優たちのハゲ頭も手掛けてきたといいます。まさに、影の立役者!
そして、その仕事の裏側には、大物俳優ゆえの器の大きさ、プロの“役者魂”がありました。
三國連太郎のプロ魂!
三國連太郎さんが「病気のために髪が抜け落ちていく」という役柄を演じた時のこと。
まず最初に坊主頭を作り、その上に薄毛のウィッグを乗せるという特殊メイクを施したそうなのですが、メイクの大敵はなんといっても「汗」。
撮影中に、汗で地肌との境目が目立つようになってきてしまったそうです。
そんな窮地を救った、三國連太郎さんの言葉とは??
「ここに毛をとめちゃえばいいじゃない」
自ら肌に糊をつけることを提案し、その上に髪の毛を乗せてごまかすことで、そのピンチを脱したといいます。
直接肌に糊を付けるのを嫌がるどころか、自ら申し出るとは、まさに役者魂! 役作りのために、歯を抜いたという逸話も、伊達ではありませんね!
西田敏行の心遣い
『鎌倉殿の13人』の後白河法皇ほか、坊主になる役も多く演じた西田敏行さん。

頭頂部はハゲ、サイドに白いモコモコのお茶の水博士スタイル! しかし、撮影当初はサイドのボリュームが足らず苦労したんだそうです。
そんな窮地を救った、西田敏行さんの言葉とは??
「正面が成り立てばいいから、後ろの毛を横に持ってきたら? 今日は後ろを振り向かないから大丈夫だよ」
西田敏行さんのおかげで、無事にモコモコヘアが完成! 無事に撮影ができたとのこと。モコモコの下地に自身の後ろの毛が使われていたとは驚きです。
大物俳優相手に言い出しづらいことを自ら申し出てくださり、どれほどありがたかったことでしょう。
ちょんまげヘアも時代次第!
ちなみに、まげを結った頭の剃りあげる部分、月代(さかやき)の広さは、時代設定によって異なるとのこと。
そして特殊メイク的には、広めの月代の方が、若い役者に合わせるのが難しいんだとか。
今後大河ドラマや時代物の作品を見る時は、これまで以上にハゲに注目していきましょう!




