体を石けんで洗わず38℃程度のお湯につかるだけという「タモリ式入浴法」をご存知でしょうか？

2015年ごろに知られるようになった入浴法で、タモリさんだけでなく福山雅治さん、ローラさん、妻夫木聡さんなどそうそうたる芸能人も実践しているということで大きな話題となりました。

シャンプーやリンスも使わず、頭皮をお湯だけで洗うため「湯シャン」と呼ばれています。

ハゲルヤ編集部員の私も、忙しくてシャンプーをするのが面倒な時は「福山雅治さんもやってるし」と言い聞かせシャンプーとトリートメントをやめていた時期もあったんです。
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しかし、私にはこれが体質に合わず頭皮がかゆくなってしまい、断念せざるを得ませんでした。

毛髪診断士が「湯シャン」を6ヶ月続けてみた

今回そのタモリ式入浴法、特にシャンプーを使わず頭髪をお湯だけで洗う、湯シャンについて新たな発見がありました。

毛髪診断士の長谷川慎さんが実際に約6ヶ月間一切シャンプーを使わない「湯シャン」を試したそうです。

私のように気まぐれで行うのではなく約6ヶ月毎日行ったわけですが、この間長谷川さんの頭皮・毛髪にどのような変化が起きたのでしょうか。

頭皮を触った指までベタベタする

これはシャンプーを使うことをやめて3日目に出てきた変化です。ベタベタした指にまで嫌なニオイが残っているというから怖いですね。

そこから1週間が経つと、今度は頭皮のニオイを自分の鼻が感じ取るといいます。1週間弱でこれだけのデメリットが現れているわけですが、メリットもあります。皮脂が増えた分、髪には潤いが出るのだとか。

次はかゆみが発生

シャンプーをやめて数日後、今度は頭皮のかゆみが発生したそうです。特に運動をしたあとはかゆみを感じるようになるそう。さきほどメリットしたあげた髪の潤いもなくなり、ベタつきへと変わっていくのだとか。

シャワーの温度を上げても効果なし

頭皮・毛髪の不潔さを感じたという長谷川さんはシャワーの温度を上げることで、こうした不潔さが解消できないかと考え、実際にやってみたそうです。脂を落とすならより温度が高い方が効果的というわけですね。

しかし結果はこれまでの温度と大きな違いはないどころか、お湯の温度上昇は髪へのダメージになってしまい早々に中止したそうです。

6ヶ月後に感じた髪のボリューム減少

不快なニオイ・髪のベタつきと戦いながら約6ヶ月過ごしたわけですが、その結果、皮脂によって髪は毛の束ができやすく、地肌が透けやすくなるので薄毛になったという印象を与えてしまうそうです。これは本末転倒ですね。

最後に毛髪診断士の長谷川さんは湯シャンの注意点をあげています。

1. いきなりシャンプーをやめないこと。
2. シャンプーは使わなくても、洗髪は続ける。
3. ニオイとかゆみが酷い場合は我慢しないでシャンプーを使う

炭酸水と小麦粉は頭皮の汚れを落とす効果が期待できるそうで、こういったもので補うのも１つの方法だそうです。

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湯シャンを実践されている方、興味を持っていた方は、毛髪診断士・長谷川さんの頭皮を犠牲にしたレポートを参考にされてみてはいかがでしょうか？